あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問49
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す患者の病証で随伴症状として最もみられるのはどれか。
「10歳の男児。頸部から前胸部にかけて赤い湿疹がみられ、悪化すると痒みが強くなり、じくじくする。舌は紅、黄膩苔、脈は滑数を認める。」
「10歳の男児。頸部から前胸部にかけて赤い湿疹がみられ、悪化すると痒みが強くなり、じくじくする。舌は紅、黄膩苔、脈は滑数を認める。」
- 悪風
- 泥状便
- 息切れ
- 手足のけいれん
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この過去問の解説 (3件)
01
湿疹における東洋医学的な分類としては、
「赤い湿疹」といえば、熱証
「痒み」といえば、風邪
「じくじくする」といえば、湿証
となります。
ここまでの情報で、
「風湿熱証」という見立てができ、
さらに、
「舌紅」と「黄膩苔」から、水湿内停や、湿熱
「滑脈」から、痰飲や食積
以上のことから、
痰湿と熱毒の症状が強いので、
軟便や下痢をしやすいとわかります。
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02
正解は2です。
水腫と舌診から津液の停滞、数脈で熱証、
滑脈で痰飲・湿証が挙げられます。
津液の失調の病証であるので、上記以外に心悸亢進、呼吸困難、
喘、下痢、関節の屈伸困難の症状が出ることから、泥状便が正解となります。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→×
2→〇
3→×
4→×
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03
正解は泥状便です。
×
悪風とは、皮膚が常に湿っており、風に当たると寒気を感じることで、
肌の陽気が低下している状態です。
○
事例では、
悪化すると痒みが強まり、ジクジクする赤い湿疹が生じている、
舌は紅で黄膩苔、また、脈は滑数を認めることから、
痰湿・湿熱であり、便は泥状便となると考えられます。
×
息切れは肺気虚の症状のひとつと考えられます。
×
肝血虚の場合、手足のけいれんを生じることがあります。
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