あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問50
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。
「36歳の女性。動悸と胸苦しさがあり、少し動いただけでも汗をかく。めまいや倦怠感もみられる。舌は淡、脈は弱を認める。」
「36歳の女性。動悸と胸苦しさがあり、少し動いただけでも汗をかく。めまいや倦怠感もみられる。舌は淡、脈は弱を認める。」
- 陽気を補う。
- 陰液を補う。
- 瘀血を除く。
- 痰濁を除く。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「陽気を補う。」です。
○
動悸、胸苦しさ、動いた時の発汗、めまい、倦怠感を生じており、
舌は淡、脈は弱であることから、心気虚であることが考えられます。
心気虚の状態が続くと、陽気を損傷する場合があり、
陽気を補うことが治療方針の一つとして考えられます。
×
陰液を補うのは、陰液が不足している場合です。
×
瘀血とは、血のめぐりが悪くなっている状態を指します。
×
体内の水のめぐりが滞り、
身体に有害なものに変化し、痰湿となったもののうち、
濁りが強くなったものを痰濁といいます。
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02
先ず、
「弱脈」ということから、虚証ということがわかります。
「舌痰」ですが、淡白の場合は、気虚や血虚
淡紅の場合は、健康となります。
そして、
「めまい」は、
肝陽の亢進によるもの(怒りやストレス)
痰濁によるもの(暴飲暴食や労倦)
気血両虚によるもの
腎精不足によるもの
動悸は、
痰濁や気虚、血虚、陽虚などの随伴症状として出現し、
胸の苦しさは、
痰濁や痰熱などの随伴症状として現れます。
以上のことから、
陽虚を補うとなります。
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03
正解は1です。
心悸、胸悶、自汗、眩暈、倦怠感から気虚証、
さらに淡舌、虚脈とのことなので陽虚と診てとれます。
"陽"と"気"の虚証なのでこれを補う治療方針となります。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→〇
2→×
3→×
4→×
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