あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問73
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
徒手検査法が陽性の場合、あん摩マッサージ指圧が最も適応となるのはどれか。
- 圧アプレーテスト
- チェアテスト
- トンプソンテスト
- ラックマンテスト
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この過去問の解説 (3件)
01
あん摩マッサージ指圧の運動器障害で適応となるものは以下です。
慢性関節リウマチ・頚腕症候群・五十肩・腰痛症・膝関節痛・全身性筋肉痛・外傷性神経症・書痙・痙性斜頚・チック・脊椎過敏症など
腱・半月板・関節円板などの損傷が起きた際の急性期には適応していません。
1.圧アプレーテストは、半月板の損傷を見るためのテストであり、適応とはなりません。
2.チェアテストは上腕外側上顆炎を調べるテストであり、あん摩・マッサージ・指圧の適応であるため、正答となります。
3.トンプソンテストは、アキレス腱断裂のテストであり適応とはなりません。
4.ラックマンテストは、前十字靱帯の断裂を診るためのテストであり、適応とはなりません。
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02
正解は2です。
上腕骨外側上顆炎のテストですが、炎症部位の周囲をマッサージすることにより
回復を促します。
その他の選択肢の陽性が出た場合は、急性炎症の所見なのでマッサージは禁忌です。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→半月板損傷のテスト
2→上腕骨外側上顆炎のテスト
3→アキレス腱断裂のテスト
4→前十字靭帯損傷のテスト
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03
あん摩マッサージ指圧の禁忌として、
骨折、捻挫、肉離れ、腱断裂、打撲などによる炎症や、内臓疾患、急性中毒、出血性の外傷などがあります。
圧アプレーテストでは、半月板の損傷
チェアテストでは、上腕骨外側上顆炎
トンプソンテストでは、アキレス腱断裂
ラックマンテストでは、前十字靭帯断裂
なので、
適応となるのは、チェアテストが陽性の場合のみとなります。
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