問題
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骨粗鬆症が疑われる患者への施術で、圧の強度に最も注意が必要なのはどれか。
1 .
頭維の術
2 .
平手の術
3 .
骨分の術
4 .
督脈の術
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問74 )
骨粗鬆症が疑われる患者で注意するべきは骨への圧を加えやすい部位の施術となります。
1.頭維の術
頭維の術は古法あん摩手技の一つで、「左右の頭維と左右の角孫を同時に按摩する術」であり、頭部への施術となります。
指による圧であり、骨粗鬆症におけるリスクが高い部位とは言えません。
2.平手の術
平手の術は、古法あん摩手技の一つであり、「章門より腹部正中に、左右同時に行う手掌軽擦術」とあり、現代における軽擦法です。
圧を掛ける手技ではありません。
3.骨分の術
骨分の術は、古法あん摩手技の一つで「手を広げ背部骨間を手早く軽く擦る術」とあり、現代における軽擦法です。
圧を掛ける手技ではありません。
4.督脈の術
督脈の術は、古法あん摩手技の一つで「督脈の母指圧迫と肺・心・膈・肝・脾の母指圧迫する術」であり、督脈は脊柱上に存在し、骨粗鬆症の場合は骨折のリスクがあるため、正答となります。
正解は4です。
督脈上を拇指軽擦や圧迫を行う術なので、脊椎へ負担がかかります。
骨粗しょう症患者へはおすすめできません。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→×
2→×
3→×
4→〇