問題
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公費負担医療で、公衆衛生を目的とするのはどれか。
1 .
結核医療
2 .
養育医療
3 .
医療扶助
4 .
特定難病の医療費助成
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問1 )
正解は結核医療です。
公費負担医療制度は、国や自治体が社会的弱者の救済、障害者等の福祉、
難病・慢性疾患の治療研究及び助成、健康被害に対する補償、公衆衛生の向上を目的に、
法律に基づいて医療費の全額あるいは一部を国や地方自治体が負担する制度です。
○
結核医療は、
公衆衛生の向上を目的としており、
「感染症の予防及び感染症の患者に対する
医療に関する法律(感染症法)」
に基づいています。
×
養育医療は、
社会的弱者の救済を目的としており、
「母子保健法」に基づいています。
×
医療扶助は、
社会的弱者の救済を目的としており、
「生活保護法」に基づいています。
×
特定難病の医療費補助は、
難病・慢性疾患の治療研究
及び助成を目的としており、
「難病の患者に対する医療等に関する法律」に基づいています。
「公費負担医療」制度は生活保護、社会福祉、公衆衛生などに関する法律に基づいて国や自治体が医療費を公費で負担する制度です。
結核の広がり予防のための公衆衛生を目的としています。
未熟児に対する医療費負担の軽減・助け合いを目的としています。
生活保護者に対する医療費負担の軽減・助け合いを目的としています。
指定難病の治療にかかる医療費負担の軽減・助け合いを目的としています。
何のために公費で負担しているかを考えながら覚えましょう。
公費負担医療は、医療保険、公的扶助、社会福祉、公衆衛生における、ある特定の人々を対象にした、地方公共団体や国による医療給付制度の事です。
結核医療は、公費負担医療における、公衆衛生に当てはまります。
未熟児の治療に必要な医療費の一部を負担する制度となります。
生活保護受給者の、生活保護法における医療費の全額負担制度です。
難病法における制度で、医療費の負担割合を3割から2割へ軽減する制度です。