問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
施術者の倫理として問題を含む行為はどれか。
1 .
情報提供と説明を行う。
2 .
援助者としての立場をとる。
3 .
患者の要求に従う。
4 .
守秘義務を守る。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問2 )
施術者の倫理としては、医療倫理の4原則があり、
1.自己決定の尊重
2.善行
3.無危害
4.公正
とされていますが、
常識的に考えれば、正解できる問題です。
倫理的には自己決定の尊重に当たるでしょう。
これは、善行にあてはまるかもしれません。
問題となる行為にはなりません。
患者の要求に従う事は、施術行為の妨げになる場合すらある為に、間違っていると言えます。
倫理的には公正にあたるでしょうか。当たり前の事となります。
「施術者の倫理」とは施術者として守り行うべき道のことです。
医療倫理の四原則として自律の尊重、無危害、善行、公正があります。
自律的な決定のための情報提供とその説明を行うことを求められます。
何かをやってあげるのではなく、あくまで支援をすることが求められます。
患者の要望を聞くことは大事ですが、要求に従うこととは異なります。
氏名・住所等の基本情報はもちろん、病気などの繊細な情報を知ることになります。
これを漏れないようにすることを求められます。
医療に携わる者として基本的・重要なことです。
正解は患者の要求に従う。です。
○
「情報提供と説明を行う」ことは、
施術者の倫理の1つであり、
それに責任を負うことも求められます。
○
「援助者としての立場をとる」ことは、
専門職者として客観的に関わることであり、
倫理的に大切なことの1つといえます。
×
患者に必要な施術は、
専門職者として行う判断に基づいて行われるので、
「患者の要求に従う」こととは異なる場合があります。
○
専門職者として、
「守秘義務を守る」ことは
施術者の倫理として大切な要素の一つです。