あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問23

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問題

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この過去問の解説 (4件)

01

心拍とはその名の通り心臓の拍動のことです。

心拍数は通常1分間計測します。

体調や緊張度合いなどを把握する際にも心拍数は用いられます。

選択肢1. 成人の安静時の平均心拍数は約100回/分である。

成人の安静時心拍数は60~100回/分とされています。

個人差はあるものの平均して70回/分前後と言えるでしょう。

選択肢2. 心拍のリズムは呼吸に同期して変動する。

正しいです。

例えば運動した後呼吸が上がっている際は

心拍数は多くなります。

リラックスしている場合は

心拍数も少ない状態となります。

選択肢3. 発熱時には徐脈となる。

発熱時には心拍数や呼吸数ともに多くなります。

選択肢4. 頸動脈洞を圧迫すると頻脈となる。

頸動脈洞とは総頚動脈の枝分かれする部分(外頸動脈と内頚動脈)に存在します。

耳垂の下、胸鎖乳突筋のやや前に位置します。

圧迫すると徐脈になります(迷走神経の作用によるもの)

まとめ

頸動脈洞を両側から圧迫し続けると

迷走神経が作用し徐脈、血圧低下を招き失神する恐れもあるので

施術の際には注意しましょう。

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02

心拍数は、一分間に60~100回が正常とされています。

選択肢1. 成人の安静時の平均心拍数は約100回/分である。

正常心拍数は、60~100ですが、平均では、70くらいでしょう。

選択肢2. 心拍のリズムは呼吸に同期して変動する。

心拍数は呼吸に同調して変化しています。

選択肢3. 発熱時には徐脈となる。

発熱時には、頻脈となります。

選択肢4. 頸動脈洞を圧迫すると頻脈となる。

血管壁の圧受容器の働きによる圧受容器反射で、心拍数は低下します。

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03

正解は 心拍のリズムは呼吸に同期して変動する。です。

1分間の心臓の拍動数を心拍数と言います。

正常成人の安静時平均心拍数は約70回/分(60〜90回/分)です。

心拍数が正常よりも高いことを頻脈、低いことを徐脈といい、

運動時・発熱・精神的興奮時などに生理的な頻脈が見られます。

心拍数のリズムはほぼ一定ですが、呼吸に同期して周期的にわずかに変動しています。

これを呼吸性不整脈といい、小児で著しく見られます。

頸動脈洞や大動脈弓の血管壁にある圧受容器が血圧の上昇などにより圧迫されると、心拍数は低下し、心拍出量を減少させ、血圧を下げようとする働きが起こります。

このことを圧受容器反射(高圧受容器反射)といいます。

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04

正解は心拍のリズムは呼吸に同期して変動する。です。

選択肢1. 成人の安静時の平均心拍数は約100回/分である。

×

成人の安静時の平均心拍数は、

60〜70回/分です。

選択肢2. 心拍のリズムは呼吸に同期して変動する。

吸気時は交感神経が優位になるため心拍が早くなり、

呼気時は副交感神経が優位になるため心拍は遅くなります。

呼吸により心拍のリズムは変動します。

選択肢3. 発熱時には徐脈となる。

×

発熱時は、

心筋の代謝や心筋自体の興奮性が亢進するため、

心拍数が増加します。

選択肢4. 頸動脈洞を圧迫すると頻脈となる。

×

頸動脈洞を圧迫すると、

迷走神経の作用により、徐脈になります。

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