あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問22

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

眼輪筋を支配するのはどれか。
  • 動眼神経
  • 滑車神経
  • 外転神経
  • 顔面神経

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この過去問の解説 (4件)

01

眼輪筋とは表情筋の一つ、目の周りの筋肉(目輪筋、眉下筋、眼輪筋輪状部)の総称で

目の周辺を被うように存在しています。

表情筋と呼ばれ、表情を作るのに重要な役割を果たします。

選択肢1. 動眼神経

動眼神経は

運動性では上眼瞼挙筋、上直筋、下直筋、下斜筋、内側直筋

副交感性では毛様体筋、瞳孔括約筋

を支配します。

選択肢2. 滑車神経

滑車神経は上斜筋を支配します。

選択肢3. 外転神経

外転神経は外側直筋を支配します。

選択肢4. 顔面神経

顔面神経は眼輪筋を支配するので正解です。

まとめ

上記のほかにも交感神経の支配は瞳孔散大筋があり

たくさんの神経や筋肉や表情、顔の動きを作っています。

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02

表情筋の中でも、眼輪筋と口輪筋は重要な筋肉で、顔面神経支配となり、顔面神経麻痺の時に、症状が最も顕著に表れる部分です。

選択肢1. 動眼神経

動眼神経は、眼球の内直筋、上直筋、下直筋、下斜筋を支配している他にも、

上眼瞼挙筋と、瞳孔括約筋、毛様体筋も支配しています。

上眼瞼挙筋は瞼を上げる筋肉で、瞳孔括約筋は、瞳孔を絞る筋肉、毛様体筋はピントを合わせる筋肉です。

選択肢2. 滑車神経

滑車神経は、上斜筋を支配します。

選択肢3. 外転神経

外転神経は、外側直筋を支配します。

選択肢4. 顔面神経

正解です。

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03

正解は「顔面神経」です。

選択肢1. 動眼神経

神経支配筋:内側直筋・上直筋・下直筋・下斜筋

運動の障害:外上方・外下方・内方・内上方への運動障害

その他の特徴:複視・片側性眼瞼下垂・散瞳・対光反射の消失・輻輳反射消失

*対光反射と輻輳反射の両方が欠如している病態を絶対性瞳孔強直といいます。

選択肢2. 滑車神経

神経支配筋:上斜筋

運動の障害:内下方への運動障害

その他の特徴:複視、代償性頭位、Bielschowsky頭部傾斜試験陽性

*Bielschowsky頭部傾斜試験...健側に頭を傾けても偏位が見られず、麻痺側に頭を傾けると偏位がはっきりし、眼球の上転が見られると試験陽性となります。

選択肢3. 外転神経

神経支配筋:外側直筋

運動の障害:外方への運動障害(外上方・外下方も十分に向くことができない)

その他の特徴:複視

選択肢4. 顔面神経

神経支配筋:前頭筋・眼輪筋・大、小頬筋など・口輪筋・アブミ骨筋

運動の障害:前頭筋シワ寄せ試験でシワが見られない・閉眼運動でまつ毛の露出・口角挙上試験で口角が持ち上がらず左右差がある、鼻唇溝が見られなくなる

その他の特徴:Bell麻痺・Ramsay Hunt症候群

まとめ

*顔面神経麻痺ではさまざまな特徴や症状が見られるため、そちらも確認しておきましょう。

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04

正解は顔面神経です。

選択肢1. 動眼神経

×

動眼神経は、

内側直筋、上直筋、下直筋、下斜筋に作用します。

選択肢2. 滑車神経

×

滑車神経は、上斜筋に作用します。

選択肢3. 外転神経

×

外転神経は、外側直筋に作用します。

選択肢4. 顔面神経

顔面神経は、眼輪筋に作用します。

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