あん摩マッサージ指圧師の過去問 第30回(2022年) 午前 問27
この過去問の解説 (3件)
ホルモンは、標的細胞に対し、血液の流れに乗って、液性に調節する作用があり、ペプチドホルモン、ステロイドホルモン、アミン・アミノ酸型ホルモンがあります。
成長ホルモンは、小児期の身長の成長や、成人では、筋肉や骨の成長を促す作用があります。軟骨の形成を抑制するというのは、間違っています。
オキシトシンは、出産や授乳に重要なホルモンで、乳腺を収縮させて乳汁を排出させたり、分娩時の子宮を収縮させる作用もあります。
子宮を弛緩させるというのは、間違いです。
正解です。
アルドステロンは、血圧を上昇させる働きがあり、腎臓において、ナトリウムと水の再吸収を促します。血中ナトリウムの濃度が低下するというのは、間違っています。
正解は 副甲状腺ホルモンー血中カルシウム濃度上昇。です。
下垂体前葉から分泌される”成長ホルモン(GH・好酸性細胞)”の働きとしては、骨の成長・タンパク質の同化促進などがあります。
成長ホルモンの分泌不足は小人症、分泌過剰は巨人症(成長期)・末端肥大症(成人)を引き起こすことがあります。
下垂体後葉から分泌される”オキシトシン(OXT)”の働きとしては、分娩促進、子宮平滑筋収縮、射乳反射促進などの作用があり、
陣痛促進剤として使用されることがあります。
上皮小体(副甲状腺)から分泌される”副甲状腺ホルモン(PTH:パラソルモン)”の働きとしては、
骨組織に作用して血中カルシウム濃度を上昇させる働きがあります。
この分泌が不足するテタニー(全身痙攣)を引き起こすことがあります。
上皮小体は甲状腺の背面にある米粒大の暗褐色の小体で、上下1対の合計4個あります。
副腎皮質から分泌される”アルドステロン”の働きとしては、
腎臓でのナトリウムと水の再吸収を促進させて循環血漿量を増加させ血圧を上昇させるなどの働きがあります。
アルドステロンの過剰分泌は高血圧などを引き起こすことがあります。
正解は副甲状腺ホルモン ―― 血中カルシウム濃度上昇です。
×
成長ホルモンには、
骨の成長を促進し、骨量を維持する働きがあります。
×
オキシトシンには、
子宮平滑筋を収縮させる働きがあります。
○
副甲状腺ホルモンは、
血中のカルシウム濃度を上昇させます。
×
アルドステロンは、
腎臓での水とナトリウムの再吸収を促進するので、
血中ナトリウム濃度を上昇させます。
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