あん摩マッサージ指圧師の過去問 第30回(2022年) 午前 問28
この過去問の解説 (3件)
神経細胞(ニューロン)は、細胞体と軸索突起で構成されており、ニューロンとニューロンで情報を伝達していく、シナプス伝達によって、神経伝達されています。
シナプス伝達は、一方向性の伝達になります。
有髄神経は、軸索に髄鞘がある有髄神経は、跳躍電動のために活動電位の伝導速度が速く、
無髄神経の、活動電位の伝導速度はそれよりも遅くなります。
中枢神経の神経細胞が盛んに分裂するのは、幼児期で、その後の発達は緩やかになります。
末梢神経は、細胞体が健常であれば、軸索が切断されても再生が可能です。軸索を包んでいるシュワン細胞が、再生を促して軸索が伸びていきます。
グリア細胞はニューロンではないので、活動電位は生じません。
ニューロンとニューロンの間に多数存在し、脳内の環境維持や代謝的な支援の役割の細胞になります。
正解です。軸索内での物質輸送は、軸索輸送と呼ばれています。
正解は 神経細胞の軸索内では物質が郵送される。です。
ニューロンの軸索内では細胞体で合成された物質が神経終末に運ばれたり(順行性軸索輸送)、
神経終末で細胞の外から細胞内に取り込まれた物質が細胞体に運ばれる(逆行性軸索輸送)などして物質の輸送が行われます。
また、軸索輸送はモータータンパクであるダイニンとキネシンによって行われています。
キネシンが順行性に、ダイニンが逆行性に働きます。
中枢神経の神経細胞(ニューロン)は軸索にグリア細胞を取り巻く特徴があります。
中枢神経のグリア細胞はニューロンを支えるばかりでなく、ニューロンと血液の間で栄養や代謝産物などの物質交換に関与しています。
ニューロンは胎児の間に盛んに分裂・増殖して、生後早い時期に分裂を止める特徴がありますが、
グリア細胞は生後も分裂機能を持っており、胎児〜乳幼児期に最も盛んに分裂します。
また、中枢神経のグリア細胞には以下の細胞などがあります。
・物質交換に働く星状膠細胞(アストロサイト)
・軸索を取り巻く希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト)
・異物の処理に働く小膠細胞(ミトコンドリア)
これらはニューロンとは異なり活動電位は発生しません。
末梢神経の切断は細胞体が死滅しないで生き残っていれば細胞体側から軸索がシュワン細胞の管に沿って伸びてきて元の標的細胞に到達し、深毛繊維の再生が行われます。
正解は神経細胞の軸索内では物質が輸送される。です。
×
中枢神経の神経細胞が盛んに分裂するのは、
乳幼児期です。
×
末梢神経の軸索は、
切断されても再生する能力をもっています。
×
グリア細胞は、神経膠細胞ともよばれ、
中枢神経系を構成する細胞のうち、
神経細胞以外の細胞をのことをいいます。
○
神経細胞の軸索は、
神経細胞から伸びる突起のひとつで、
物質が輸送されるときはその内部を通ります。
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