あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問68

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

肘関節屈曲と前腕回外の作用をもつ筋はどれか。
  • 上腕筋
  • 腕橈骨筋
  • 上腕二頭筋
  • 上腕三頭筋

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この過去問の解説 (3件)

01

肘関節の運動に関与する筋肉には、上腕二頭筋、上腕筋 上腕三頭筋、腕橈骨筋などがあります。前腕の運動に関与する筋肉には、上腕二頭筋、円回内筋、方形回内筋、回外筋などがあります。

選択肢1. 上腕筋

起始は上腕骨前面の下半部、停止は尺骨粗面に付いている筋です。作用は肩関節の屈曲・内転です。

選択肢2. 腕橈骨筋

起始は上腕骨下部外側縁、停止は橈骨茎状突起に付いている筋です。作用は肘関節の屈曲です。

選択肢3. 上腕二頭筋

長頭の起始は関節上結節、短頭の起始は烏口突起、停止は橈骨粗面に付いている筋です。作用は肘関節の屈曲と前腕の回外です。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢4. 上腕三頭筋

起始は、関節下結節、上腕骨外側面、上腕骨後面、停止は肘頭に付いている筋です。作用は肘関節の伸展です。
 

まとめ

上腕二頭筋の停止腱の一部は腱膜として前腕内側の皮下にある前腕筋膜に癒合します。この腱膜は前腕を回外する際に、二頭筋の収縮力を前腕筋膜に伝える作用があるといわれます。

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02

正解は「上腕二頭筋」です。

選択肢1. 上腕筋

間違いです。

上腕筋の作用は、肘関節の屈曲です。

選択肢2. 腕橈骨筋

間違いです。

腕橈骨筋の作用は、肘関節の屈曲です。

選択肢3. 上腕二頭筋

正解です。

上腕二頭筋の作用は、肘関節の屈曲と、前腕の回外です。

選択肢4. 上腕三頭筋

間違いです。

上腕三頭筋の作用は、肘関節の伸展です。

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03

正解は 上腕二頭筋 です。

上腕二頭筋

・起始:肩甲骨関節上結節(長頭)・烏口突起(短頭)

・停止:橈骨粗面

・作用:肘関節屈曲・前腕回外

・支配神経:筋皮神経

上腕筋と腕橈骨筋は肘関節屈曲、上腕三頭筋は肘関節伸展などの作用があります。

そのほか起始停止・支配神経等は確認しておきましょう。

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