あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問67
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
リハビリテーションと主に担当する職種の組合せで正しいのはどれか。
- 自助具作製 ――― 理学療法士
- 物理療法 ―――― 看護師
- 嚥下訓練 ―――― 言語聴覚士
- 義足歩行訓練 ―― 作業療法士
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この過去問の解説 (3件)
01
医学的リハビリテーションは、主に病院などで行われ、医療専門職がチームとなって実施されます。
自助具の作成は作業療法士が行います。
物理療法は理学療法士が行います。
嚥下訓練は言語聴覚士の役割ですので、これが正解であると考えられます。
歩行訓練は理学療法士が行います。
以下の各療法の意義をしっかりと理解しておきましょう。
理学療法:身体に障害のある人に対して、移動能力などの基本的動作能力の改善を図るため、運動療法および温熱、水治療、電気刺激などの物理療法を駆使して機能回復や疼痛軽減などを目的とした治療です。
作業療法:身体や精神に障害のある人に対して、種々の手段を用い、機能的、心理的な改善による応用動作能力の向上と、社会的適応能力の回復により、生きがいのある生活ができることを目的として行う治療です。
言語聴覚療法:脳血管障害、頭部外傷などによって生じる失語症や構音障害などに対するコミュニケーションアプローチ、咽喉頭術後などによる発声機能喪失に対する食道発声訓練などを行います。
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02
正解は「嚥下訓練 ――言語聴覚士」です。
間違いです。
自助具作製は、作業療法士が行います。
作業療法士は、認知機能や心身機能、食事や入浴、排せつなどの日常生活などに関わるリハビリテーションを行います。
身体的分野と精神的分野に分けられて活躍しています。
間違いです。
物理療法は、理学療法士が行います。
理学療法士は、主に身体機能に対し、運動療法や物理療法によるリハビリテーションを行います。
正解です。
言語聴覚士は、嚥下訓練や、声帯、舌などの運動機能の回復を行います。
主に、言語と聴覚の障害のある方の、検査やリハビリテーションの役割を担っています。
間違いです。
義足歩行訓練は、理学療法士が行います。
歩行や、立つ、座るなどの基本的な動作のリハビリは、理学療法士の業務内容となります。
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03
正解は 嚥下訓練 ― 言語聴覚士 です。
リハビリ職では、それぞれ専門とする項目があり、それらの担当の職が互いに協力しあってリハビリを進めていきます。
リハビリ職としては
・理学療法士(PT):病気・怪我・高齢・障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動・温熱・電気・水・光線などの物理的手段を用いて行われる治療を行う者
・作業療法士(OT):人々の健康と呼応ふくを促進するために、医療・保険・福祉・教育・職業などの領域で行われる作業に焦点を当てた治療・指導・支援を行う者
・言語聴覚士(ST):音声機能・言語機能または聴覚に障害のあるものについてその機能の維持向上を図るため、言語訓練・そのほかの訓練、これに必要な検査及び助言、そのほかの援助を行うことを業とする者
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