あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問69
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
ブルンストロームステージで弛緩性麻痺がみられるのはどれか。
- ステージⅠ
- ステージⅢ
- ステージⅣ
- ステージⅥ
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この過去問の解説 (3件)
01
中枢神経障害による麻痺では、麻痺筋が意図したとおりにいかに強調的にスムーズな動きをするかが回復の目安になります。ブルンストロームステージはこの過程を示すために便利です。
ステージ1では随意運動がみられず、筋は弛緩性です。なので、これが正解であると考えられます。
ステージⅡでは随意的な共同運動として関節の運動が可能であり、痙性は高度です。
ステージⅣでは共同運動パターンが崩れ、分離運動が可能となります。痙縮は弱くなります。
ステージⅥでは、分離運動が自由に、早く、協調性をもって行えます。正常に近い運動が可能で、痙縮は消失、またはほとんどみられません。
片麻痺の評価法であるブルンストロームステージは国家試験によく出題されますので、各ステージの概要をおさえておきましょう。
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02
ブルンストローム・ステージとは、片麻痺の回復過程を分類して評価する方法です。
「上肢、下肢、手指」の評価で、ステージは6まであります。
Ⅰ 随意運動なし(弛緩)
Ⅱ 共同運動またはその要素の最初の出現期(痙性発現)
Ⅲ 共同運動またはその要素を随意的に起こしうる(痙性著明)
Ⅳ 基本的共同運動から逸脱した運動(痙性やや弱まる)
Ⅴ 基本的共同運動から独立した運動(痙性減少)
Ⅵ 協調運動ほとんど正常(痙性最小期)
正解です。
弛緩性麻痺がみられるのは、ブルンストローム・ステージのⅠとなります。
間違いです。
Ⅲでは、著明な痙性麻痺がみられます。
間違いです。
Ⅳでは、痙性麻痺がやや弱まった状態となります。
間違いです。
Ⅵでは、協調運動はほぼ正常で痙性麻痺は最小となります。
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03
正解は ステージⅠ です。
ブルンストロームステージは片麻痺の回復過程をステージ化した評価法です。
ステージは以下の通りです。
Ⅰ:随意運動なし(弛緩期)
Ⅱ:共同運動またはその要素の最初の出現期(痙性出現期)
Ⅲ:共同運動またはその要素を随意的に起こしうる(痙性極期)
Ⅳ:基本的共同運動から逸脱した運動(痙性やや減弱期)
Ⅴ:基本的共同運動から独立した運動(痙性減少期)
Ⅵ:協調運動ほぼ正常(痙性最小期)
これらを用いて上肢・下肢・手指で評価を行います。
脳卒中のリハビリテーションにおいて用いられる評価法として最も重要なものになります。
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