あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午前 問78
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午前 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「18歳の女子。バスケットボール中、ジャンプしたときに相手と接触してバランスを崩し、着地時に右下腿外旋、膝関節外反が強制され受傷した。」
確定診断に必要な検査はどれか。
「18歳の女子。バスケットボール中、ジャンプしたときに相手と接触してバランスを崩し、着地時に右下腿外旋、膝関節外反が強制され受傷した。」
確定診断に必要な検査はどれか。
- CT検査
- MRI検査
- 超音波検査
- エックス線検査
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この過去問の解説 (3件)
01
前十字靱帯損傷と考えた場合、靭帯の状態を最も良く見ることの出来るものを選びます。
X線を360度から照射することで、断面画像として映し出すことが可能です。骨の状態を細かく診ることができます。
強力な磁石を利用して体内の断面図を映し出します。MRIは半月板や靭帯、筋腱などの軟部組織の観察に有用です。なので、これが正解であると考えられます。
超音波診断装置から発した超音波が跳ね返ってきた音波を映像化します。外から見ただけではわからない内部の様子が分かります。
X線を照射し、画像として映し出します。骨の形状を確認するのに有用です。
それぞれの画像検査の得意とする分野を理解しておきましょう。
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02
問題本文の症例で「着地時に右下腿外旋、膝関節外反が強制され受傷した」というところから、前十字靭帯損傷を疑う事ができます。
前十字靭帯の確定診断はMRIによって行われるので、正解はMRI検査となります。
間違いです。
CTは、骨折の疑いや石灰沈着の有無などの診断に用います。
正解です。
MRIでは、軟部組織の診断が可能なため、正解となります。
間違いです。
超音波検査では、表層の軟部組織の状態は診られますが、深部までの確認は難しいです。
肉離れや、腱断裂などが疑われる場合に用います。
間違いです。
エックス線は、骨折の疑いのある時に用います。
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03
正解は MRI検査。です。
骨折や関節疾患が疑われるときにまず初めに単純X線検査が行われます。
しかし平面画像であり軟部組織の描写はできないため、骨の立体構造や石灰化の把握にはCTが、軟部組織の描出にはMRIが行われます。
本症例からACL損傷が疑われる場合は、軟部組織の観察とACL周囲の損傷の確認も踏まえMRI検査を行います。
*超音波検査でも軟部組織の評価を行うことができますが、超音波検査では骨内部や髄空内、ACL、PCLなどはエコーで観察不能となります。
そのほか、MCL・ LCL・ 半月板などの損傷に関しては適応となります。
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