あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問5

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

津液を尿にする気の作用はどれか。
  • 気化作用
  • 温煦作用
  • 推動作用
  • 固摂作用

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この過去問の解説 (3件)

01

津液とは、唾液や胃液、汗、尿など、

血液以外の体液のことをいいます。

選択肢1. 気化作用

気化作用は、

気の働きによって変化させる働きのことを指します。

代謝全般が気化作用によるもので、

津液を尿にする作用も気化作用によるものですので、

これが正解と考えられます。

選択肢2. 温煦作用

温煦作用とは、体を温める作用のことです。

選択肢3. 推動作用

推動作用とは、代謝や発育を促進する作用のことです。

選択肢4. 固摂作用

固摂作用とは、体液や内臓を、

あるべき場所におさめておく作用をいいます。

まとめ

気の作用は、5つに大別され、

選択肢に挙げられた4つのほか、

邪気から体を守る防御作用があります。

参考になった数1

02

正解は 気化作用。です。

気は5つの作用を持っています。

・推動作用:成長・発育・臓腑の生理活動・精、血、津液の循環などを促進する作用を言います。

・温煦作用:組織・器官を温め、体温を保持する作用を言います。

・固摂作用:血、津液、精液などを正常な場所に留める作用を言います。

・防御作用:体表において外邪の侵襲を防御する作用を言います。特に衛気と関係深いです。

・気化作用:精、気、血、津液の相互化生など、生理物質を変化・生成させる作用を言います。

選択肢1. 気化作用

問題の「津液を尿にする」は、生理物質を変化させています。

そのため気化作用が正解となります。

参考になった数1

03

津液とは、体液の事で、胃で取り込まれた栄養が、脾で水穀の気となり、このうちの液体成分が津液です。

脾で作られた津液は、肺に送られ、全身に行き渡った後、三焦を経て、腎へ送られます。

ここで、腎の気化作用により、津の部分は再吸収されますが、残りの濁の部分が尿となります。

選択肢1. 気化作用

正解です。

津液は、腎の気化作用により、尿となります。

選択肢2. 温煦作用

間違いです。

温煦作用とは、体温を維持する働きのことです。温煦作用が低下すると四肢の冷えなどが生じます。

選択肢3. 推動作用

間違いです。

推動作用とは、血や津液などの循環を促進する作用のことです。

推動作用が低下すると、血栓となったり、浮腫が出現したりします。

選択肢4. 固摂作用

間違いです。

固摂作用とは、血や津液、尿などが、体外へ漏れないようにする作用のことです。

固摂作用が低下すると、尿漏れなどが起こります。

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