あん摩マッサージ指圧師の過去問 第30回(2022年) 午後 問7
この過去問の解説 (3件)
臓腑の生理作用についての問題です。
統血とは、脾の作用のひとつで、
血液が血管から漏れないようにする働きのことです。
粛降は、肺の機能のひとつです。
呼吸によって体内に清気を取り込み、
それぞれの臓腑へ下ろしていきます。
疏泄は、 肝の機能のひとつです。
気を全身に巡らせ、臓腑や精神の機能を円滑に保つはたらきですので、
これが正解であると考えられます。
納気は腎の作用のひとつで、
肺が取り込んだ清気をためる働きです。
それぞれの臓腑の生理作用について、
振り返っておきましょう。
正解は 疏泄。です。
*統血:脾の生理作用の一つです。血を循環させ、脈外に漏れないようにする働きを言います。
疏泄とは、肝の生理作用の一つです。全身の気機を調整し、情志の調節・全身の気や生理物質を順調に推動させる働きをいいます。
その他に気に関係する作用がある生理作用としては
・昇発:肝の生理作用の一つです。気機を上昇・発散させる働きをします。
・条達:気機が伸びやかになっている状態を言います。
・宣発:肺の生理作用の一つです。気や津液を上・外方向へ動かします。
・昇降:肺の生理作用の一つです。気や津液を下・内方向へ動かします。
・主気:肺の生理作用の一つです。気の化生と気機の調節をする働きを指します。
などが挙げられます。
*納気:腎の生理作用の一つです。深い吸気の働きを言います。
正解は「疏泄」です。
間違いです。
統血とは、血が外に漏れ出ないようにしている作用の事で、脾の作用になります。
統血作用が弱れば、出血傾向が強くなります。
間違いです。
粛降とは、肺の作用で、下降させ清潔にするという意味があり、精気を吸入して下降させるとともに、肺を清潔な状態に保っています。
正解です。
疏泄とは、気の流れを順調にするという作用の事で、これにより臓府の状態や精神を滑らかに保っています。
間違いです。
納気とは、肺によって取り込まれた精気を腎が固め取り込むという機能で、腎の作用となります。
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