あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問8

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

統血を主る臓と表裏関係にある腑の生理作用はどれか。
  • 水穀の受納
  • 清濁の泌別
  • 胆汁の貯蔵
  • 糟粕の伝化

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この過去問の解説 (3件)

01

統血を主る臓は、脾です。

脾と表裏関係にある腑は、胃ですので、

胃の生理作用にあたるものを選びます。

選択肢1. 水穀の受納

水穀の受納は、 胃の生理作用のひとつですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 清濁の泌別

清濁の泌別は、小腸の作用のひとつです。

小腸は心と表裏関係にあります。

選択肢3. 胆汁の貯蔵

胆汁の貯蔵は、胆の作用のひとつです。

胆は肝と表裏関係にあります。

選択肢4. 糟粕の伝化

糟粕の伝化は、大腸の作用のひとつです。

大腸は肺と表裏関係にあります。

まとめ

臓腑の生理作用とともに、表裏関係についても確認しておきましょう。

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02

統血を主る臓は、脾です。血液が体外へ漏れださないようにする働きをしています。

この脾と表裏関係にある腑は、胃です。

選択肢1. 水穀の受納

正解です。

胃は、水穀の受納を主っています。食べた物を受納した後、腐熟という初期的な消化をし、脾と一緒に養分を吸収します。

また、消化したものを小腸に送る「通降」という働きも主っています。

選択肢2. 清濁の泌別

間違いです。

清濁の泌別とは、小腸の働きのことで、胃から送られてきた飲食物が消化されて、清と濁に分けられることをいいます。

選択肢3. 胆汁の貯蔵

間違いです。

胆汁の貯蔵は、胆の生理作用の一つで、胆は肝のサポート役として、代謝や精神と深く関わっています。

選択肢4. 糟粕の伝化

間違いです。

糟粕の伝化とは、大腸の生理作用の一つで、小腸を通ってきたものの中で濁となる、糟粕のものの水分を吸収し便として肛門から排出します。

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03

正解は 水穀の受納。です。

選択肢1. 水穀の受納

統血を主る臓とは脾を指します。

その表裏関係にある腑は”胃”となります。

胃の生理作用は

*受納・腐熟:水穀を納め(受納)、それを消化(腐熟)する働きをいいます。

*降濁:水穀を下輸する働きをいいます。

などがあります。

よって正解は、水穀の受納になります。

選択肢2. 清濁の泌別

*清濁の泌別:小腸の生理作用の一つです。糟粕を水分と固形物に分ける働きのことをいいます。

選択肢3. 胆汁の貯蔵

*胆汁の貯蔵:胆の生理作用の一つです。

選択肢4. 糟粕の伝化

*糟粕の伝化:大腸の生理作用の一つです。糟粕を糞便へ変化させ、下輸・排泄させる働きをいいます。

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