あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問9

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

五気で乾燥性の外邪に犯されやすい臓はどれか。

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この過去問の解説 (3件)

01

外邪は、

風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪と、

熱邪(火邪)の6つがあるとされています。

乾燥性の外邪とのことですので、

燥邪に関連した臓を選びます。

選択肢1. 心

心と関連する外邪は、暑邪です。

選択肢2. 脾

脾と関連する外邪は、湿邪です。

選択肢3. 肺

肺と関連する外邪は、燥邪ですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 腎

腎と関連する外邪は、寒邪です。

まとめ

五行式体表についても再確認しておきましょう。

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02

外邪には、風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪があり、六淫の邪とも呼ばれます。

選択肢1. 心

間違いです。

心と関係の深い外邪は、暑邪です。夏などの炎天下などに侵入します。

選択肢2. 脾

間違いです。

脾と関係の深い外邪は、湿邪です。雨の多い時期や湿気により侵入します。

選択肢3. 肺

正解です。

乾燥性の外邪は燥邪で、秋に多く、口や鼻から侵入します。

選択肢4. 腎

間違いです。

腎と関係の深い外邪は、寒邪です。寒い時期や、夏でもクーラーなどによって体が冷える事により、侵入します。

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03

正解は 肺です。

外邪の侵襲は衛気の腠理の開閉によって防がれています。

衛気は肺の宣発機能によって体表面にくまなく広がっています。

肺の機能が低下すると衛気の機能も低下し、体表を固摂できずに腠理が開き、外邪が容易に侵入できるようになります。この状態を”衛表不固”と言います。

特に気の固摂作用が低下した場合、侵襲してくる外邪は乾燥性の邪気=燥邪となります。

その他にも風寒邪や風熱邪などの邪気が侵襲してくる場合もあるため、症状等からどの外邪の侵襲による症状なのかを考えていけるようにすると、症例問題等にも対応していくことができるかと思います。

また湿邪は喜燥悪湿である脾に対して影響を与えます。

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