問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
三毒説と関係するのはどれか。
1 .
大便の停滞
2 .
房事の過多
3 .
感情の乱れ
4 .
運動の不足
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問10 )
三毒説は、
病気の原因は血毒、水毒、食毒の3つの毒のために生じるとの考え方で、
湯本求真という漢方医が提唱しました。
大便の停滞により、有害な物質が生成、吸収され、
様々な症状を呈するとされています。
食毒に含まれていますので、
これが正解であると考えられます。
房事の過多は、性生活の乱れのことで、
腎の精の不足に繋がります。
病因として捉えると、不内外因と考えられます。
感情の乱れは、
病因として捉えると、内因と考えられます。
運動の不足は、安逸過度といわれ、
病因として捉えると、不内外因と考えられます。
この問題では食毒についてとりあげられていましたが、
水毒や血毒についても復習しておきましょう。
三毒説とは、
血毒→瘀血のことで、月経や打ち身による血液不足や、熱病などによって生じる非生理的な血液の事をいいます。
水毒→体内に溜まった病的な浸出液や、異常な分泌液などをいいます。
食毒→飲食物の消化不良や過食による大便の停滞により、これが宿便となって腐敗し、体内に吸収された毒のことをいいます。
江戸時代の湯本求真によって提唱された病因論です。
正解は「大便の停滞」となります。
正解は 大便の停滞。です。
三毒とは
・血毒:瘀血ともいます。月経障害・打撲などによって停滞した血液の状態を言います。
・水毒:津液の輸布異常によって体液の偏在がある状態を言います。
・食毒:暴飲暴食や不潔な食物を食べることなどで起こる急性の消化不良のことで、飲食物や大便が消化管内に停滞し宿便となって自家食中毒を起こしている状態です。
大便の停滞は食毒に当てはまるため、正解となります。