問題
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陽がたかぶり、津液が蒸化されて発汗し、手足のほてりが出るのはどれか。
1 .
自汗
2 .
盗汗
3 .
戦汗
4 .
大汗
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問14 )
汗は、津液が変化したもので、心の機能を反映したものであるといわれます。
自汗とは、
気温や服装などにかかわらず日中に出る汗のことです。
盗汗とは、寝汗のことです。
陽がたかぶることにより、津液が蒸化されて発汗し、熱が増え、
手足がほてっているものととらえられますので、
これが正解であると考えられます。
戦汗とは、悪寒の後に突然生じる汗のことです。
大汗とは、大量に出る汗をさします。
汗の種類や汗のかき方、汗をかく部位を知ることにより、
状態を判断する手掛かりとします。
正解は「盗汗」です。
間違いです。
自汗とは、陽気が虚した状態で、暑くもなく運動もしていないのに、自然と汗が出てくることをいいます。
正解です。
盗汗とは、寝ている間に、衛気が不足し、津液がこっそり盗み出される「寝汗」の症状です。
腎陰虚では、手足のほてりがでて、喉が渇き、寝汗や、腰痛、便秘などの症状が出現します。
間違いです。
戦汗とは、ウイルス性の風邪などで発熱した患者などにみられる、正気と病邪の戦いにより、邪が外へ追い出される時の、良い兆候の汗です。
間違いです。
大汗とは、大量に汗をかくことで、熱中症などの時にみられる汗をいいます。
正解は 盗汗。です。
*自汗:ほとんど気虚症状として出現します。
盗汗は寝汗のことであり、陰虚内熱で出現することが多いとされています。
陰虚内熱は陰液の不足によって熱が生じている状態を言います。
全身の水分が減少しているため、手足の火照りを生じたり喉が乾くなどの症状も出現します。
*戦汗:正邪相争で正気が邪に勝ち病邪が汗と共に外泄されている状況です。
*大汗:ほとんど実熱(陽盛)が原因で出現します。