あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問21
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
郄穴の部位はどれか。
- 足内側、第1中足骨底内側の遠位陥凹部、赤白肉際
- 足内側、内果後下方、踵骨上方、アキレス腱付着部内側前方の陥凹部
- 下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方7寸
- 下腿前外側、前脛骨筋外縁、外果尖の上方8寸
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この過去問の解説 (3件)
01
五要穴のうち郄穴は、急性症状の反応点・診断点・治療点とされており、全部で16穴あります。
この部位にある経穴は脾経の太白です。太白は原穴になります。
この部位にある経穴は腎経の大鐘です。大鐘は絡穴になります。
この部位にある経穴は胆経の外丘です。外丘は郄穴ですので、これが正解であると考えられます。
この部位にある経穴は胃経の豊隆です。豊隆は絡穴になります。
以下、各経脈の郄穴です。
足の厥陰肝経:中都
手の少陰心経:陰郄
手の太陰肺経:孔最
足の少陰腎経:水泉
手の厥陰心包経:郄門
足の少陽胆経:外丘
手の太陽小腸経:養老
足の陽明胃経:梁丘
手の陽明大腸経:温溜
足の太陽膀胱経:金門
手の少陽三焦経:会宗
陰きょう脈:交信
陽きょう脈:跗陽
陰維脈:築賓
陽維脈:陽交
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02
郄穴は、五要穴の一つとされ、急性の症状が現れやすく、
治療にも用いられる経穴です。
足内側、第1中足骨底内側の遠位陥凹部、
赤白肉際に取る経穴は、
足の太陰脾経の絡穴である公孫です。
足内側、内果後下方、踵骨上方、
アキレス腱付着部内側前方の陥凹部にとる経穴は、
足の少陰腎経の絡穴である大鍾です。
下腿外側、腓骨の前方、
外果尖の上方7寸に取るのは、
足の少陽胆経の外丘です。
外丘は郄穴ですので、これが正解となります。
下腿前外側、前脛骨筋外縁、
外果尖の上方8寸に取るのは、
足の陽明胃経の絡穴である豊隆です。
経穴名や取穴部位は繰り返し復習して覚えていくようにしましょう。
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03
選択肢の取穴部位にある経穴が、
郄穴であるかを問う問題です。
1.手の太陰脾経の絡穴「公孫」の取穴部位です。
2.足の少陰腎経の絡穴「大鐘」の取穴部位です。
3.足の少陽胆経の郄穴「外丘」の取穴部位なので、
3が正解です。
4.足の陽明胃経の絡穴「豊隆」の取穴部位です。
【補足】
郄穴は、五要穴(原穴・郄穴・絡穴・募穴・兪穴)のひとつで、
正経十二穴と奇経八脈のうち陰蹻脈・
陽蹻脈・陰維脈・陽維脈に各1つずつ、
計16穴あります。
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