問題
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肩関節の回旋筋腱板を構成する筋上にある経穴はどれか。
1 .
臂臑
2 .
天髎
3 .
巨骨
4 .
臑会
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問20 )
肩関節の回旋筋腱板を構成する筋は、
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋です。
臂臑は曲池の上方7寸にとります。
三角筋前縁に相当します。
三角筋は、
肩関節の回旋筋腱板を構成する筋ではありません。
天髎は、肩甲骨上角の上方、
肩井と曲垣の中間にとります。
僧帽筋に相当しますが、僧帽筋は、
肩関節の回旋筋腱板を構成する筋ではありません。
巨骨は、鎖骨外端と肩甲棘の間の陥凹部にとります。
棘上筋に位置していますので、
これが正解と考えられます。
臑会は、肩峰角の下方3寸にとります。
三角筋の後下縁に相当します。
三角筋は、
肩関節の回旋筋腱板を構成する筋ではありません。
解剖とも関連させて経穴の位置を押さえておきましょう。
回旋筋腱板を構成する筋は
・棘上筋に位置する経穴は、巨骨、秉風、曲垣になります。
・棘下筋に位置する経穴は、臑兪、天宗になります。
・小円筋に位置する経穴は、肩貞になります。
・肩甲下筋に位置する経穴は、ありません。
従って、巨骨、秉風、曲垣、臑兪、天宗、肩貞、となります。
間違いです。
臂臑は、三角筋と上腕二頭筋上にあります。
間違いです。
天髎は、僧帽筋上にあります。
正解です。
巨骨は、棘上筋上にあります。
間違いです。
臑会は、三角筋と上腕三頭筋上にあります。
正解は 巨骨。です。
*臂臑:三角筋・上腕二頭筋
*天髎:僧帽筋
回旋筋腱板を構成する筋としては
・棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つの筋で構成されています。
この4筋と関係のある経穴は
・臑兪・天宗・秉風・曲垣・巨骨 となります。
*臑会:三角筋・上腕三頭筋
経絡の問題の出題としては、カテゴリーとしての出題が多いため、さまざまなカテゴリーに分類し、それを覚えておくといいと思います。