あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問28

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

撮診点と関係するのはどれか。
  • 体性−運動反射
  • 体性−内臓反射
  • 内臓−体表反射
  • 内臓−内臓反射

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この過去問の解説 (3件)

01

撮診点とは、

成田夬助(ナリタカイスケ)により発表された「内臓体壁反射」による反応点のことです。

皮膚をつまみながら、圧をかけ、知覚の異常の有無を調べます。


内臓ー体表反射がこれにあたります。

選択肢1. 体性−運動反射

体性ー運動反射とは、伸張反射などの腱反射がそれにあたります。
 

選択肢2. 体性−内臓反射

体性ー内臓反射とは、自律神経による内臓における反射経路で、
対光反射や、射乳反射、体温調節反射、唾液分泌反射などがあります。
 

選択肢3. 内臓−体表反射

正解です。

選択肢4. 内臓−内臓反射

内臓ー内臓反射とは、頸動脈洞や大動脈弓における圧受容器反射や、消化管における自律神経反射、排便や排尿の反射などがあります。

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02

撮診は、皮膚を皮下組織とともに軽くつまみ、

その部位の内臓疾患の有無を調べる診察法です。

ある内臓に異常があると、

特定の部位に知覚異常が生じ、

その点のことを撮診点といいます。

選択肢1. 体性−運動反射

体性−運動反射は、

皮膚や骨格筋の刺激が、運動器にみられる反応です。

選択肢2. 体性−内臓反射

体性−内臓反射は、皮膚や骨格筋の刺激が、

自律神経を介して内臓に反応がみられるものです。

選択肢3. 内臓−体表反射

内臓−体表反射は、

内臓に異常があると、

それと関連した体表の部位に反応がみられるものです。

撮診はこの反射を利用したものですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 内臓−内臓反射

内臓−内臓反射は、自律神経が内臓の情報をとらえ、

自律神経を介して内臓の働きを調整するものです。

まとめ

撮診点は、成田夬助という人が発表しました。

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03

撮診とは、皮下組織を母指と示指で撮み(つまみ)軽く圧を加えて、

異常な知覚反応がないか調べる方法です。

内臓に不具合があると、関連している体表部分に異常な近くが現れます。

ここを撮診点といいます。

つまり、撮診点は内臓ー体表反射に関わっていることから、

正解は3となります。

他の選択肢については次の通りです。

1.体性情報(皮膚で感じた刺激)に対し中枢神経を介さず、

運動神経に直接指令を出す反射には、膝蓋腱反射や歩行反射があります。

2.体性からの刺激(温冷など)により、内臓の活動が活発になったり、

穏やかになるなどの自律神経反射を示します。

4.自律神経反射の一つで、キャッチした内臓の情報を受けて、

自律神経が反射性に内臓の機能を調節します。

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