あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問38

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

トレンデレンブルグ歩行がみられる患者で施術対象となる筋はどれか。
  • 腸腰筋
  • 大腿四頭筋
  • 中殿筋
  • 梨状筋

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、3.「中殿筋」です

トレンデンブルク歩行とは、歩行時の片足支持期に骨盤が傾く現象です。

中殿筋の筋力低下により起きる症状です。

各選択肢の筋力低下が招く症状は、次の通りです。

1.腸腰筋 → 片脚立位で支持側の骨盤が後傾、

又は、大腿骨頭の前方偏移します。

2.大腿四頭筋 → 片側の場合、低下している側の骨盤が、

PI(後下位)変位します。両側の場合はフラットバックの原因になります。

4.梨状筋 → 梨状筋症候群となり、坐骨神経痛などを引き起こします。

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02

トレンデレンブルグ歩行(徴候)とは、股関節の外転筋の筋力が低下により、患側の足で立った時に、健側側の骨盤が下がってしまい、体幹が健側に傾いてしまう現象です。
股関節外転筋は、中殿筋と小殿筋が主動筋となるので、中殿筋を選びます。

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03

正解は中殿筋です。

トレンデンブルグ歩行とは、

股関節外転筋群の筋力低下や麻痺が原因で

遊離側に骨盤を傾く現象がみられる歩行をいいます。

選択肢1. 腸腰筋

×

腸腰筋は、大きく大腰筋と腸骨筋から構成されており、

股関節を屈曲させます。

選択肢2. 大腿四頭筋

×

大腿四頭筋は、大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋からなり、

その作用は股関節の屈曲や膝関節の伸展です。

選択肢3. 中殿筋

中殿筋は、股関節を外転させる筋の一つで、

筋力が低下するとトレンデンブルグ歩行がみられます。

選択肢4. 梨状筋

×

梨状筋は、股関節の外旋させ、股関節屈曲時にはその外転に働きます。

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