あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問41

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

片麻痺により尖足がみられる患者に対して、筋緊張緩和を目的に施術する場合、最も適切な筋はどれか。
  • 膝窩筋
  • 前脛骨筋
  • 第三腓骨筋
  • 下腿三頭筋

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この過去問の解説 (3件)

01

尖足とは、足関節における底屈、屈曲の拘縮をいいます。そのため、踵が地面につけられなくなります。

原因として、麻痺性、痙直性、習慣性、先天性があり、このうち、片麻痺によるものは、痙直性に分類されます。

筋肉に対する治療としては、下腿三頭筋となるでしょう。アキレス腱の延長手術が行われることもあります。

 

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02

正解は下腿三頭筋です。

選択肢1. 膝窩筋

×

膝窩筋の作用は、膝関節の屈曲です。

選択肢2. 前脛骨筋

×

前脛骨筋の作用は、足関節の背屈と内反です。

選択肢3. 第三腓骨筋

×

第三腓骨筋の作用は、足関節の背屈と外反です。

選択肢4. 下腿三頭筋

片麻痺の場合、

下腿三頭筋が緊張することによって尖足となります。

下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋からなっています。

腓腹筋の作用は、足関節の底屈と膝関節の屈曲です。

ヒラメ筋の作用は、足関節の底屈です。

以上より、下腿三頭筋が足関節の屈曲に作用しており、

施術目的に適切であると考えられます。

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03

尖足とは、 錐体路障害によって足関節が底屈になった状態です。

足関節底屈で収縮する筋肉は、下腿三頭筋です。

よって、4番が正解となります。

他の選択肢の筋肉収縮の作用は次の通りです。

1.膝窩筋 → 膝関節の屈曲、内旋。

2.前脛骨筋 → 足の側屈、内

3.第三腓骨筋 → 足の背屈、外反

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