あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問40
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例で、圧痛がみられる経穴として最も適切なのはどれか。
「55歳の女性。半年前から左耳の後ろから側頭部にかけてビリッと電気が走るような痛みが繰り返し起こっている。めまい、悪心はない。」
「55歳の女性。半年前から左耳の後ろから側頭部にかけてビリッと電気が走るような痛みが繰り返し起こっている。めまい、悪心はない。」
- 天柱
- 懸釐
- 完骨
- 百会
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この過去問の解説 (3件)
01
繰り返しおこる、ビリっとした痛みが、耳の後ろから側頭部に起こるということから、後頭神経痛を疑えます。
後頭神経痛には、
大後頭神経痛・・・後頭部の中央部(天柱ライン)から頭頂部にかけて
小後頭神経痛・・・後頭部外側(風池ライン)から側頭部にかけて
大耳介神経痛・・・耳の後ろ(完骨、翳風ライン)から頬にかけて
の3種類に分けられます。
本症例では、このうち、大耳介神経痛にあたるので、天柱ではなく、完骨を選択します。
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02
正解は完骨です。
左耳の後ろから側頭部にかけて
ぴりっと電気が走るような痛みを繰り返していることから、
後頭神経痛であることが考えられます。
また、めまいや悪心はないことから、
脳疾患の影響はないものと考えられます。
×
天柱は、瘂門穴の外、1寸3分に取り、
後頭痛、項強、肩こり、寝違えに用いられます。
×
懸釐は、頭維から曲鬢を結ぶ曲線上で、
頭維から4分の3のところに取ります。
頭痛、めまい、耳鳴り、目赤に用いられます。
○
完骨は、乳様突起基底部の後下方の陥凹部に取り、
頭痛、頚項部痛、歯痛、肩こりに用いられます。
症状がみられる部位に近く、適切なものと考えられます。
×
百会は、前髪際から5寸入った、正中線上に取ります。
頭痛、めまい、などに用いられます。
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03
症例中の「左耳の後ろから側頭部にかけてビリッと電気が走るような痛み」ということから
側頭部に一番近い経穴を適切なものから選びます。
よって、3.完骨が正解です。
各選択肢の取穴部位は次の通りです。
1.天柱→ 後頚部、第二頸椎棘突起上縁と同じ高さ、僧帽筋外縁陥凹部。
2.懸釐→ 下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方3寸。
3.完骨→ 前頸部、乳様突起の後下方、陥凹部。
4.百会 → 頭部、前正中線上、前髪際の後方5寸。
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