あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問47

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

遊走性の痛みの原因となる外邪はどれか。
  • 寒邪
  • 熱邪
  • 風邪
  • 湿邪

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この過去問の解説 (3件)

01

邪の性質の分類には、以下のものがあります。

 

風邪の性質は、
遊走性、開泄性

 

暑邪の性質は、
炎上性

 

湿邪の性質は、
下注性、粘滞性

 

燥邪の性質は、
乾燥性

 

寒邪の性質は、
寒冷性、凝滞性、吸引性

 

火邪の性質は、
炎上性

 

となっています。

選択肢3. 風邪

遊走性といえば、風邪です。

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02

正解は風邪です。

外邪とは、体の外からもたらされる病気の原因のことをいいます。

選択肢1. 寒邪

×

寒邪は、外邪の1つで、冷たい環境の影響で体が冷えている状態です。

気血の流れが悪くなり、痛みを生じるようになります。

選択肢2. 熱邪

×

熱邪は、外邪のひとつで、陽が盛んになると生じます。

体に入り込み、瘡瘍を形成すると、局所に腫れや痛みを生じることがあります。

選択肢3. 風邪

風邪は、外邪の一つで、よく動き、つまり遊走性を持ち、

体の上部を中心に症状をあらわします。

選択肢4. 湿邪

×

湿邪は、外邪の一つで、下に向かう性質を持ち、

体の下部に、重さからくる症状が現れやすくなります。

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03

正解は、3.風邪 です。

風邪は、遊走性のほか、軽揚性、開泄性という特徴があります。

その他の選択肢にある外邪の特徴については、次の通りです。

1.寒邪 → 寒冷性・凝滞性・収引性

2.熱邪(※二種類あります。) 

①暑邪(夏季に出現する熱邪) → 炎熱性・昇散性・湿邪を伴う

②火邪(夏季以外、または熱邪の強いもの)

 → 炎上性・気と津液を損傷する・生風・動血

4.湿邪 → 重濁性・粘滞性・下注性・脾を損傷しやすい

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