あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問63
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「84歳の女性。主訴は倦怠感。最近、身体がだるく、動くのが面倒になった。意欲が低下し、体重が減少した。病院では加齢による筋力低下と言われた。」
確定診断に用いないのはどれか。
「84歳の女性。主訴は倦怠感。最近、身体がだるく、動くのが面倒になった。意欲が低下し、体重が減少した。病院では加齢による筋力低下と言われた。」
確定診断に用いないのはどれか。
- 歩行速度
- 骨格筋量
- 踵膝試験
- 5回椅子立ち上がりテスト
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この過去問の解説 (3件)
01
引っかけ問題なのでしっかり文章を読みましょう。
×
AWGSの診断基準には歩行速度が含まれます。
歩行速度が1秒間あたり1.0m未満の場合は、筋力が低下していると判定されます。
×
筋力低下の確定診断なので骨格筋量は重要です。
⚪︎
踵膝試験とは運動失調の有無をみるための神経診察です。
×
下肢の筋力を調べる検査です。
転倒発生のリスクやADL障害の発生リスク評価にも用いることができます。
確定診断に用いないものなので注意してください。
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02
正解は踵膝試験です。
×
アジアにおけるサルコペニアワーキンググループ(AWGS)による診断基準では、
身体機能の評価のため歩行速度を測定することとなっています。
×
AWGSによる診断基準によると、診断のために骨格筋量の評価も行います。
○
踵膝試験は、加齢による筋力低下の確定診断ではなく、
協調運動障害の検査として実施されます。
×
AWGSによる診断基準によると、
5回椅子立ち上がりテストは、
身体機能を評価するために行われるテストの1つです。
加齢による筋力低下の確定診断に用いないものを選ぶので、
正解は踵膝試験となります。
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03
正解は、3番です。
踵膝試験は協調運動失調症の有無を検査するものですので、
筋力低下の確定診断には用いられません。
その他の選択肢はいずれも、筋力低下の確定に有効な検査法です。
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