あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問67

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「32歳の女性。主訴は不安感と倦怠感。職場の同僚の言動が気になって食欲がない。月経は不規則で量が多い。手足の皮下出血が目立つ。舌は淡、脈は虚を認める。」

腹証として最も適切なのはどれか。
  • 胸脇苦満
  • 心下痞鞭
  • 臍中の動悸
  • 少腹急結

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この過去問の解説 (3件)

01

女性は不安感、言動が気になる(クヨクヨしている)、食欲がない、皮下出血、などから

脾の働きに異常があると考えられます。

ここから脾に関係する腹証を探します。

選択肢1. 胸脇苦満

×

肝の病証です。

選択肢2. 心下痞鞭

×

心窩部に触れたとき、少し硬く感じる状態を心窩痞硬といいます。

腹診の図で心の部位です。

選択肢3. 臍中の動悸

⚪︎

腹診の図で臍は脾の部位になります。

選択肢4. 少腹急結

×

下腹部の圧痛や硬結がある状態です。

腹診の図では腎の部位になります。

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02

正解は臍中の動悸です。

選択肢1. 胸脇苦満

×

胸脇苦満は、季肋部から側腹部にかけて膨満し、

触れると抵抗・圧痛があり、重苦しく感じる状態です。

選択肢1. 胸脇苦満

×

胸脇苦満は、季肋部から側腹部にかけて膨満し、

触れると抵抗・圧痛があり、重苦しく感じる状態です。

選択肢2. 心下痞鞭

×

心下痞鞭は、心窩部を触診したとき、抵抗・圧痛がある状態です。

選択肢2. 心下痞鞭

×

心下痞鞭は、心窩部を触診したとき、抵抗・圧痛がある状態です。

選択肢3. 臍中の動悸

不安感、倦怠感、食欲低下、月経不順、皮下出血、

舌は淡、脈は虚を認めることから脾の病証であることが考えられます。

臍中の動悸は、臍でみられる動悸のことをいいます。

選択肢3. 臍中の動悸

不安感、倦怠感、食欲低下、月経不順、皮下出血、

舌は淡、脈は虚を認めることから脾の病証であることが考えられます。

臍中の動悸は、臍でみられる動悸のことをいいます。

選択肢4. 少腹急結

×

少腹急結は、下腹部の圧痛や硬結がある状態です。

選択肢4. 少腹急結

×

少腹急結は、下腹部の圧痛や硬結がある状態です。

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03

正解は3です。

問題文の症例は脾の病証を示しています。

脾に関係するのは3.臍中の動悸になります。

その他の選択肢については、次の通りです。

1.胸脇苦満 → 肝の病証

2.心下痞鞭 → 心の病証

4.少腹急結 → 腎の病証

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