あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問68

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「32歳の女性。主訴は不安感と倦怠感。職場の同僚の言動が気になって食欲がない。月経は不規則で量が多い。手足の皮下出血が目立つ。舌は淡、脈は虚を認める。」

随伴症状として出現しやすいのはどれか。
  • 胃下垂
  • かすみ目
  • 夢をよくみる
  • 筋肉がひきつる

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この過去問の解説 (3件)

01

脾に関係する症状は胃下垂です。

選択肢1. 胃下垂

⚪︎

脾気は昇性という特性を持っています。

脾が弱ると昇性の作用も失われるため、胃下垂や脱肛、子宮脱等の内臓下垂が生じます。

選択肢2. かすみ目

×

肝の病証です。

肝は目に関係します。

選択肢3. 夢をよくみる

×

心脾両虚、心腎不交、痰熱内擾が考えられます。

選択肢4. 筋肉がひきつる

×

肝の病証です。

肝は筋肉と関係します。

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02

正解は胃下垂です。

選択肢1. 胃下垂

脾の病証では、昇性が失われることにより、

胃下垂をはじめとする内臓下垂がみられます。

選択肢2. かすみ目

×

かすみ目は、肝の病証でみられる症状のひとつです。

選択肢3. 夢をよくみる

×

夢をよくみるのは、心脾両虚などの場合です。

選択肢4. 筋肉がひきつる

×

筋肉がひきつるのは肝の病証でみられる症状のひとつです。

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03

問題文の病証は、脾の病証を示しています。

よって、1.胃下垂が正解です。

その他の選択肢については、次の通りです。

2.かすみ目と4.筋肉がひきつるは、

ともに肝の病証で出現する症状です。

3.夢をよくみるは、心脾両虚証で出現する症状です。

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