問題
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あん摩とマッサージの基本手技について、共通でないのはどれか。
1 .
運動法
2 .
揉捏法
3 .
叩打法
4 .
軽擦法
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問69 )
共通していないのは運動法です。
⚪︎
患者の関節を緩めてから術者が関節を他動的に動かす手技で、按摩の技法です。
関節運動を円滑にして関節拘縮などの予防を狙います。
×
手指で筋肉などの柔らかい組織を押したり、こねたり、搾るように揉む手技です。
按摩とマッサージで共通しています。
×
体の表面を術者の手指で打ち、叩く手技です。
按摩とマッサージで共通しています。
×
術者の手を施術部位に密着させ、適度な力を加えながら、なで・さする方法です。
按摩とマッサージで共通しています。
正解は運動法です。
○
運動法は、施術者が十分弛緩させた患者の関節を動かす方法で、
あん摩の手技です。
×
揉捏法は、手根部や指を使い、
垂直方向に圧をかけながら縦や横あるいは円を描くように筋肉を揉んでいく手技です。
×
叩打法は施術者の手指で患部を打ち叩く手技です。
×
軽擦法は、手のひらや指を使用し、
心臓から外側に向かって患部を軽くさする手技です。
あん摩とマッサージの基本手技で共通でないものを選びますので、
運動法が正解となります。
1の運動法は、マッサージの基本手技ではありません。
その他の選択肢については、次のとおりです。
2 .揉捏法 → 施術部位を揉む・捏ねるといった方法で圧を加える手技です。
3 .叩打法 → 軽く握った拳で、施術部位をリズミカルに叩く手技です。
4 .軽擦法 → 手掌や指腹手を対象部位にあて、軽い圧で皮膚表面を
擦る手技です。