あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問4

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険制度について正しいのはどれか。
  • 保険者は市町村および特別区である。
  • 第1号被保険者は75歳以上である。
  • サービス費の利用者負担はない。
  • 介護保険料は全国一律である。

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この過去問の解説 (3件)

01

介護保険法は、

高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして、

2000年に施行されたものです。

選択肢1. 保険者は市町村および特別区である。

介護保険法第3条によると、介護保険の保険者は、

市町村および特別区ですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 第1号被保険者は75歳以上である。

介護保険法第9条によると、

第1号被保険者は、65歳以上の者です。

75歳以上の者が対象となるのは、

後期高齢者医療制度などです。

選択肢3. サービス費の利用者負担はない。

サービス費については、

介護保険法第3節に基づいています。

サービス費は、

原則100分の90に相当する額が支給され、

100分の10相当は利用者が負担することとなります。

選択肢4. 介護保険料は全国一律である。

介護保険料については、

介護保険法第129条に定められています。

保険料率は地域により異なっており、

全国一律ではありません。

まとめ

介護保険法は、

2000年の施行以降、何度か改正されています。

改正される際には、

その内容はポイントとなりますので、

注意しておきましょう。

参考になった数4

02

2000年4月から施行された、

利用者の選択により保健・医療・福祉にわたる介護サービスが

総合的に利用できるようにした制度です。

選択肢1. 保険者は市町村および特別区である。

⚪︎

市町村と特別区 ( 広域連合を設置している場合は広域連合 )になります。

選択肢2. 第1号被保険者は75歳以上である。

×

第1号被保険者は65歳以上の方になります。

選択肢3. サービス費の利用者負担はない。

×

現在は所得に応じて1割~3割負担となっています。

選択肢4. 介護保険料は全国一律である。

×

介護保険料は地域によって違います。

第一号被保険者は自治体ごとに計算される「基準額」と「世帯収入」で決まります。

第二号被保険者は加入している健康保険によって異なります。

参考になった数1

03

公的介護保険制度は、市区町村が保険者となり、40歳以上で被保険者となり、自動的に加入されます。

二種類に分けられていて、

65歳以上が、第一号被保険者

40歳以上65歳未満が、第二号被保険者

となります。

要介護に認定されると、在宅サービスや施設サービスを受けられますが、介護保険サービスの利用料金には自己負担額がかかります。自己負担割合は1割~3割となっています。

尚、保険料は全国一律ではなく、地域差があります。これは介護保険料が、各市区町村に住んでいる65歳以上の方の人数によって算出されているためです。

参考になった数0