あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問6
この過去問の解説 (3件)
先ず、労働基準法と、労働安全衛生法の違いをシッカリ覚えておきましょう。
労働基準法とは、
一日8時間、妊産婦の休業、時間外労働、休日労働など、適切な労働を行うために定められた最低限の基準です。
一方、
労働安全衛生法とは、
労働者の安全管理や健康管理を定めた法律で、
作業管理として、換気設備や、自動化、作業姿勢、暴露時間など
健康管理としては、一般健康診断、生活指導、受動喫煙防止など
また、産業医、衛生管理者についてもシッカリ規定されています。
産業医は、常時50人以上で選任義務があり(非常勤可)
常時1000人(有害作業500人)以上の場合は常勤
安全管理者及び、衛生管理者においては、
常時50人以上で選任義務あります。
作業環境測定法とは、その名の通り、作業環境を測定する基準を定めた法律です。
労働者災害補償保険法とは、いわゆる労災における法律で、保険者は国となり、
被保険者は全ての労働者となる保険です。
保険料の負担は、全額事業者が負担します。
産業保健は、産業医学を基礎とし、
働く人々の生き甲斐と労働の生産性の向上に寄与することを目的とした活動です。
×
労働基準法とは労働条件に関する最低限の基準を定めた法律です。
雇用契約、労働時間、休日、休憩、有給、賃金、解雇、就業規則、
書類の保存などが規定されています。
⚪︎
「労働安全衛生法」は職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、
快適な職場環境を形成する目的で制定された法律です。
産業医や衛生管理者の配置が義務付けられています。
×
労働者の健康に影響を与える有害物質や有害エネルギーがないかを正確に測定し、
適正な作業環境を確保することで労働者の健康を保持することが目的です。
これは産業医の分野ではなく、作業環境測定士が必要です。
×
労災保険とも呼ばれ、業務上の災害または通勤上の災害による傷病に対して、
労働者やその遺族のために必要な保険給付を行う制度です。
衛生管理者や産業医は関係ありません。
産業保健は、労働条件や労働環境に関連した
健康被害の予防などを目的としています。
労働基準法は、1947年に制定され、
労働条件に関する最低基準を定めています。
労働安全衛生法は、
労働者の健康と安全を守るため、
1972年に制定されました。
第12条で衛生管理者、
第13条で産業医等の選任について
定められていますので、
これが正解であると考えられます。
作業環境測定法は、1975年に制定されました。
労働安全衛生法に基づいて、
作業環境測定に関する事項が定められています。
労働者災害補償保険法は、1947年に制定されました。
業務上の事由などによる労働者の負傷等に対し、
必要な対応を行うことを目的としています。
労働安全衛生法を背景に、
あん摩マッサージ指圧師が、
業務時間内に施術を行っている企業もあります。
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