あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問7
この過去問の解説 (3件)
先ず、消毒とは、ばい菌の感染性をなくすか、数を減らすこと、
殺菌とは、単にばい菌を殺すこと、
滅菌とは、ばい菌をほぼ完全に除去することと覚えましょう。
そして、
消毒方法には、
物理的消毒法である、流通蒸気法、煮沸法、間歇法、紫外線法などと、
化学的消毒法である、消毒剤を用いて消毒する方法があり、
この化学的消毒法の種類には、
高水準消毒となる、
グルタラール(アルデヒド系)やフタラール、過酢酸があり、この高水準消毒は、刺激が強すぎるので、全て手指や皮膚には用いられません。
次に、中水準消毒である、
次亜塩素酸ナトリウム、エタノール、クレゾール石鹸、ポピドンヨードによる消毒がありますが、この内、
次亜塩素酸ナトリウムとクレゾール石鹸は手指や皮膚には用いられません。
最後に、
低水準消毒である、
ベンザルコニウム塩化物、両性界面活性剤、クロルヘキシジングルコン酸塩(ビグアナイド系)がありますが、これらは全て、手指と皮膚に用いられます。
消毒とは、細菌などの病原体を
害のない程度に死滅、除去することです。
化学的消毒法では、消毒剤を用います。
アルコール類は、
皮膚の消毒などに用いられます。
ヨウ素系消毒剤は、
皮膚の消毒などに用いられます。
アルデヒド系消毒剤は、
多くの病原菌に対して効果がある消毒剤ですが、
皮膚に強い刺激性があります。
そのため、皮膚の消毒には使用しませんので、
これが正解であると考えられます。
ビグアナイド系消毒剤は、
皮膚の消毒などに使用されています。
アルデヒド系消毒剤は、器具の消毒に使用されます。
消毒とは人体に有害な微生物の感染性をなくすか、数を少なくすることです。
消毒液には適用対象と対象微生物があり、それぞれ適任の消毒剤があります。
×
皮膚消毒に用います。
粘膜や排泄物には使えません。
また芽胞には効果はありませんが、そのほかのウイルスや微生物には幅広く効果があります。
×
皮膚、粘膜に使用できます。
金属、非金属、排泄物には使えません。
また芽胞は菌株によっては効果があります。
そのほかのウイルスや微生物にも幅広く効果があります。
⚪︎
一般的にグルタラールと呼ばれます。
これは皮膚、粘膜には使えません。
どのウイルス、微生物にも効果があります。
×
一般的にクロルヘキシジンと呼ばれます。
皮膚には使えます。粘膜、排泄物には使えません。
結核菌、芽胞には効果がありません。
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