あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問24
この過去問の解説 (3件)
繊維素を溶解する物質は、プラスミンというたんぱく質で、このプラスミンが、血液凝固因子であるフィブリノゲンを溶かします。
プラスミンは、プラスミノゲンが、プラスミノゲンアクチベーターにより活性化されたものになります。
血液凝固を促進するタンパク質として、
プロトロンビンからトロンビンになり、
フィブリノゲンからフィブリンになるという事も覚えておきましょう。
傷ついた血管が完全に修復されると、血管内で一度凝固した血液は再び溶解します。この現象を線維素溶解(線溶)と呼び、フィブリン(線維素)がプラスミンというタンパク分解酵素によって分解されるために起こります。
血液凝固によって作られたフィブリン(線維素)を分解する酵素がプラスミンです。なので、これが正解であると考えられます。
プラスミンは、血液中ではプラスミノゲンとして存在し、プラスミノゲンアクチベーターの作用により、活性型のプラスミンとなります。
トロンビンは血液凝固に関与しており、血液中のプロトロンビンを活性化することで生成されます。
葉酸は線維素溶解には関与せず、赤血球の新生に関与しています。
ビタミンB12や葉酸は、骨髄における赤血球の新生を促すビタミンとして、抗貧血ビタミンとも呼ばれます。
ビタミンKは、肝臓でプロトロンビンを生成する際に必要であり、線維素溶解には関与しません。
線維素溶解とは、簡単に言うと、凝固した血液(血栓)を溶かして分解することです。血液凝固因子とは混同しないように注意してください。
繊維素は、フィブリンともよばれ、
血液が凝固する際に、トロンビンの作用によって、
フィブリノーゲンから作られます。
プラスミンは、
プラスミノーゲンから生成され、
繊維素溶解に作用しますので、
これが正解であると考えられます。
トロンビンは、血液凝固に作用します。
葉酸は、ビタミンB群に属しており、
赤血球の生成などに関与しています。
ビタミンKは、
プロトロンビン生成の際に、
補酵素として働きます。
繊維素溶解については、
血液凝固と合わせて振り返っておきましょう。
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