あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問28
この過去問の解説 (3件)
自律神経の中枢は、それぞれの役割に応じて、場所が違っているので、注意が必要な部分です。
最高中枢の視床下部には、体温調節、摂食、飲水、満腹中枢などがあり、さらに内分泌系の調節中枢も兼ねています。
延髄には、呼吸、くしゃみ、せき、循環、膵液分泌、嚥下、嘔吐、血管運動、心臓抑制などの中枢があり、
中脳には、縮瞳中枢があります。
そして、脊髄の胸髄と腰髄の側角には、交感神経中枢(血管運動、発汗、立毛、瞳孔散大、心臓促進、射精)が、
仙髄の側角に、副交感神経中枢(膀胱、肛門、勃起)があります。
自律神経系とは、循環、呼吸、消化、代謝、分泌、体温維持、排泄、生殖などの自律機能を調節する神経のことを指します。意図的にコントロールすることができず、自動的(自律的)に機能するのが特徴です。
体温調節中枢は、視床下部に存在します。
排尿中枢は2つあり、橋と仙髄に存在します。
摂食中枢は、視床下部に存在します。
循環中枢は、延髄に存在します。
延髄には、特に生命維持に重要な中枢が存在します。延髄には、呼吸中枢、循環中枢、嘔吐中枢、嚥下中枢、唾液分泌中枢などがあります。
橋には、排尿中枢があります。
視床下部は、自律神経系の最高位の中枢であり、自律神経および内分泌機能を全体として総合的に調節しています。具体的には、体温・浸透圧の調節、下垂体ホルモンの調節、摂食、摂水、性行動・情動など、生命活動の調節に関与しています。
自律神経は、体の機能をコントロールしており、
自分の意思とは関係なく、自律的に作用しています。
体温調節中枢は、視床下部にあります。
排尿中枢は、 橋や仙髄などにあります。
摂食中枢は、視床下部にあります。
循環中枢は、延髄にありますので、
これが正解であると考えられます。
延髄には、生命維持に不可欠な中枢があります。
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