あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問29

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

交感神経活動に対する応答で正しいのはどれか。
  • 気管支平滑筋の収縮
  • 心拍数の低下
  • 瞳孔の散大
  • 排尿筋の収縮

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この過去問の解説 (3件)

01

先ず、「神経活動に対する応答」とは、

神経伝導により起こる反応という事です。

交感神経の作用は、犬や猫が毛を逆立てている時のように、恐れや攻撃の時の体の状態をイメージすると理解しやすいでしょう。

気管支は拡張し、

心拍数は上がり、

瞳孔は散大して、

発汗し、

胃の蠕動運動は抑制されます。

ここでのややこしいポイントとして、

排尿筋(膀胱収縮筋)

蓄尿→排尿筋弛緩、尿道括約筋収縮

排尿→排尿筋収縮、尿道括約筋弛緩

と、

勃起→副交感神経

射精→交感神経

というところを理解しておきましょう。

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02

交感神経系は、内蔵平滑筋の弛緩、血管収縮、心筋活動亢進など、活動に適した状態に整える作用があります。

選択肢1. 気管支平滑筋の収縮

交感神経の活動が亢進すると、気管支平滑筋は弛緩し、拡張します。

選択肢2. 心拍数の低下

交感神経の活動が亢進すると、心拍数は増加します。副交感神経の活動が亢進すると、心拍数は減少します。

選択肢3. 瞳孔の散大

瞳孔散大筋の支配神経は交感神経であり、交感神経の活動が亢進すると瞳孔は散大します。なので、これが正解であると考えられます。

また、瞳孔括約筋の支配神経は副交感神経であり、副交感神経の活動が亢進すると瞳孔は縮瞳します。

選択肢4. 排尿筋の収縮

交感神経の活動により、排尿筋は弛緩し、畜尿が起こります。副交感神経の活動が亢進すると、排尿筋が収縮し、排尿が起こります。

まとめ

活動時には交感神経活動が高まり、血圧が上昇し、心機能が高まり、消化管の機能は抑制されます。副交感神経の活動が高まると消化管の動きが活発になり、消化吸収が促進され、体内にエネルギーや栄養が蓄えられ、心機能は抑制されます。

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03

交感神経は、臓器などの働きを活発にする役割を持っています。

選択肢1. 気管支平滑筋の収縮

交感神経の活動により、気管支平滑筋は弛緩します。

選択肢2. 心拍数の低下

交感神経の活動により、心拍数は増加します。

選択肢3. 瞳孔の散大

交感神経の活動により、瞳孔は散大しますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 排尿筋の収縮

交感神経の活動により、排尿筋は弛緩します。

まとめ

自律神経は、

交感神経と副交感神経からなっています。

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