あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問32
この過去問の解説 (3件)
糖尿病には、
Ⅰ型糖尿病(5%、若年者)
と、
2型糖尿病(95%、中年以降)
があり、
血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)により、診断されます。
糖尿病になると、インスリン分泌能力が低下します。
高血糖で血管が傷つくことにより、様々な合併症を引き起こします。
三大合併症として、
糖尿病神経障害
糖尿病網膜症
糖尿病腎症
は、覚えておきましょう。
その他にも、
閉塞性動脈硬化症(足壊疽)
脳梗塞
虚血性心疾患
などの合併症があります。
糖尿病とは、慢性的な高血糖状態が続くことによって引き起こされる疾患です。高血糖値状態が続くと網膜、腎臓、神経内などの微細な血管が傷つき、様々な障害を引き起こします。
インスリンとは、膵臓の内分泌腺にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンです。ランゲルハンス島は主に膵尾部に多く存在します。インスリンには、血液中にあるブドウ糖を細胞に取り込み、血糖値を下げる働きがあります。
糖尿病は、インスリンの作用不足により生じるため、これが正解であると考えられます。
ガストリンは、胃の幽門部付近にあるG細胞から分泌される消化管ホルモンです。ガストリンは、胃運動や胃酸の分泌を促進する作用があります。
セロトニンは神経伝達物質の一つであり、中枢においては、延髄の縫線核などから分泌され、視床、視床下部、大脳基底核、大脳皮質などに働かけて、鎮痛、精神の安定、睡眠、食欲の制御などに関与します。
また、大部分が末梢に存在し、血小板から放出されると血管収縮、腸管粘膜から放出されると腸の蠕動運動が亢進するなどの作用があります。
セロトニンは、受容体だけでもたくさんあるため、作用も多岐にわたり非常に複雑です。
ドパミンは神経伝達物質で、カテコールアミンの一つです。中脳の黒質から分泌され、大脳基底核や大脳辺縁系などに働きかけて、身体の運動の調節、意欲、学習などを引き起こします。
糖尿病とは、インスリンが分泌されなくなる(1型)、もしくはインスリンが効きにくくなる(2型)ことで、ブドウ糖を正常に取り込むことが出来なくなる疾患を言います。細胞にブドウ糖を取り込めなくなる結果、慢性的な高血糖状態となります。
糖尿病は、
インスリンが十分に作用しないために
血液中の血糖が増えてしまう疾患です。
インスリンは、膵臓から分泌されるホルモンで、
血糖値を下げ、一定に保つはたらきがあります。
糖尿病は、インスリンの作用が不十分で生じますので、
これが正解であると考えられます。
ガストリンは、胃の幽門などから分泌され、
胃酸の分泌や胃壁細胞の増殖、
インスリンの分泌を促進します。
セロトニンは、視床下部などに多く分布し、
精神を安定させる働きがあります。
ドパミンは、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、
脳内報酬系の活性化に関係しているといわれています。
糖尿病は、インスリンの分泌そのものが障害されて発症するⅠ型と、
生活習慣などにより発症するⅡ型があります。
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