あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問33

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

機能血管と栄養血管による二重支配を受けている臓器はどれか。
  • 肝臓
  • 腎臓
  • 脾臓

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この過去問の解説 (3件)

01

機能血管とは、臓器が機能する為に必要な血管で、

栄養血管とは、臓器を栄養する為に必要な血管

のことです。

この機能血管と栄養血管の両方を持つことを、

「二重血管支配」といいます。

この二重血管支配の臓器としては、

心臓、肺、肝臓があり、

それぞれを見てみると、

心臓は、

機能血管が

「大動脈、肺動脈、上大静脈と下大静脈、肺静脈」

栄養血管が

「冠状動脈」

肺は、

機能血管が

「肺動脈、肺静脈」

栄養血管が

「気管支動脈」

肝臓は、

機能血管が

「門脈」

栄養血管が

「固有肝動脈」

となります。

他の臓器は、大体は、機能血管と栄養血管が

分かれずに、同じ血管が、機能を栄養の働きを担います。

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02

機能血管とは、呼吸や循環など、臓器として機能するために必要な血管のことです。

栄養血管とは、身体の臓器に栄養と酸素を送り届ける血管のことです。

二重(血管)支配とは、「機能血管と栄養血管に支配されている」ことを指します。

選択肢1. 脳

脳の栄養血管は内頚動脈と椎骨動脈の2つです。

選択肢2. 肝臓

肝臓の栄養血管は固有肝動脈で、機能血管は門脈です。

門脈は主に脾静脈、上腸間膜静脈、下腸間膜静脈で構成され、腸で吸収された栄養素を肝臓に送る血管です。

機能血管と栄養血管、二つの血管に支配されているといえるため、これが正解であると考えられます。

選択肢3. 腎臓

腎臓の腎動脈は、機能血管と栄養血管が同じです。

選択肢4. 脾臓

脾臓の脾動脈は、機能血管と栄養血管が同じです。

まとめ

二重支配を受けている臓器は、心臓、肺、肝臓です。

肺の栄養血管は気管支動脈、機能血管は肺動脈と肺静脈です。

心臓の栄養血管は冠状動脈、機能血管は上大静脈、下大静脈、肺動脈、肺静脈、大動脈です。

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03

機能血管は、

酸素以外の働きをする血管のことをいいます。

栄養血管は、

器官に酸素を供給する血管のことをいいます。

選択肢1. 脳

脳は、内頸動脈と椎骨動脈に栄養されています。

選択肢2. 肝臓

肝臓は、肝動脈により栄養されていますが、

機能血管として(肝)門脈があり、

腸で吸収した栄養分などを肝臓に送り込んでいます。

機能血管と、栄養血管により、

二重に支配されているといえますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 腎臓

腎臓には腎動脈が血液を送り込んでいます。

機能血管と、栄養血管は同じです。

選択肢4. 脾臓

脾臓には、脾動脈が血液を送り込んでいます。

機能血管と、栄養血管は同じ臓器です。

まとめ

機能血管と栄養血管の二重支配を受けている臓器は、

肝臓や肺、心臓です。

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