あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問37
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
我が国における認知症のうち、アルツハイマー型に次いで多いのはどれか。
- 血管性
- 前頭側頭型
- レビー小体型
- アルコール性
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この過去問の解説 (3件)
01
認知症は、
アルツハイマー型認知症が約40%で、
最も多くみられ、アミロイドβの蓄積により、認知障害が強いのが特徴的です。
脳血管性認知症は、2番目に多く、
まだら認知症の症状が特徴的です。
レビー小体型認知症は、
幻覚や妄想が特徴的です。
前頭側頭型認知症(Pick病)
人格崩壊が特徴的です。
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02
認知症とは、正常に発達した記憶、学習、判断、計画といった認知機能が脳の萎縮などにより低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。
日本における三大認知症には、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症があげられます。
血管性認知症は、脳血管障害(脳梗塞、くも膜下出血など)によって生じる認知症であり、全体の約20~30%を占めており、アルツハイマー型認知症の次に多いとされています。なので、これが正解であると考えられます。
物忘れは軽度で病識はあります。記銘力の障害はみられますが、判断力や専門知識は保たれているといった、まだら認知症が特徴的です。
前頭側頭型認知症は、前頭葉と側頭葉に萎縮がみられる認知症です。
病識は欠如しており、物を盗んだり、人格変化、異常行動が認めらるのが特徴的です。
レビー小体型認知症は、αシヌクレインというたんぱく質が異常に凝集・蓄積した細胞(レビー小体)が大脳皮質全体に広範囲に分布・蓄積することで起こります。
症状として、認知症に日内変動がみられたり、幻視やパーキンソンニズムを伴うのが特徴的です。また、初期からレム睡眠行動障害と言って、レム睡眠時に四肢が動いて暴力的な行動をしたり、大声をあげたりするといった症状がみられることもあります。
現在、アルツハイマー型、血管性認知症とともに注目されている認知症の一つです。
アルコール性認知症は、アルコールの大量摂取が原因となって生じる認知症のことです。若い人でも飲酒のために認知機能が低下することがあり、高齢の依存者には物忘れといった認知症が高い割合でみられます。
アルツハイマー型認知症は、大脳皮質や海馬を中心に多数の老人斑(アミロイドβ)が蓄積することで生じるとされ、進行すると大脳全体の高度な萎縮がみられるようになります。また、老人班は発症する十年以上前から脳に沈着しているとされます。
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03
認知症は、脳の病気などにより、
脳の神経細胞の機能低下に伴い、
記憶や判断といった認知機能が低下し、
生活に支障をきたすものです。
血管性の認知症は、
脳卒中の後などにみられる認知症です。
アルツハイマー型認知症に次いで多く、
認知症患者のおよそ2割を占めるといわれますので、
これが正解であると考えられます。
前頭側頭型認知症は、
脳の前頭葉と側頭葉を中心に進行する認知症です。
レビー小体型認知症は、
脳にαシヌクレインと呼ばれるたんぱく質が
蓄積することで起こる認知症です。
アルコール性認知症は、
アルコールの大量摂取が原因となって
生じる認知症です。
アルツハイマー型認知症は、
アミロイドβ、リン酸化タウと呼ばれる
タンパク質が脳に蓄積していくことで生じると
考えられています。
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