あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問36
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
消化管の腫瘍について正しいのはどれか。
- 乳頭腫は非上皮性腫瘍である。
- 平滑筋腫は悪性腫瘍である。
- 大腸腺腫は悪性化しない。
- 腺癌は上皮性腫瘍である。
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この過去問の解説 (3件)
01
腫瘍とは、新生物とも呼ばれ、
良性と悪性に分けられ、
良性のものは、
上皮性腫瘍(乳頭腫、腺腫)
非上皮性腫瘍
があり、
悪性のものは、
上皮性腫瘍(腺癌、扁平上皮癌、移行上皮癌)
非上皮性腫瘍(肉腫)
血液の癌(悪性リンパ腫、白血病、骨髄腫)
となります。
乳頭腫は、上皮性です。
筋腫となると、良性です。
肉腫は、悪性となります。
大腸ポリープですが、悪性化することがあります。
正解です。
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02
消化管とは、口からはじまり、直腸・肛門までつながった1つの管のことを指します。
腫瘍の分類として、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。良性腫瘍は細胞増殖が緩やかで発育が遅く、膨張性増殖を示します。悪性腫瘍は発育が早く、強い異型性を示し、転移しやすく、浸潤性増殖を起こします。
また、上皮から発生した悪性腫瘍を癌、非上皮から発生した悪性腫瘍を肉腫と呼びます。
扁平上皮や腺上皮などの上皮から発生する腫瘍は、上皮性腫瘍と呼び、良性なら由来細胞の後ろに「腫」、悪性なら「癌」と表記されます。
骨や筋組織などの結合組織から発生する腫瘍は、非上皮性腫瘍と呼び、良性なら「腫」、悪性なら「肉腫」と表記されます。
乳頭腫とは、皮膚や粘膜といった扁平上皮にできる上皮性腫瘍で、言葉の最後に「腫」がついているので、良性腫瘍となります。
平滑筋種は非上皮性腫瘍で、最後に「腫」がついているので、良性腫瘍となります。
大腸腺腫とは、腺上皮にできる上皮性腫瘍で、良性腫瘍となります。いわゆるポリープと呼ばれるものです。ただし、ある程度の大きさになると数年かけて癌が発生する可能性があるため、悪性化することがあります。
腺癌とは、腺上皮にできる上皮性腫瘍であり、言葉の最後に「癌」がついているので悪性腫瘍となります。
なので、これが正解であると考えられます。
扁平上皮や腺上皮などの上皮から発生する腫瘍は、上皮性腫瘍であり、その中で良性・悪性に分類されます。良性なら「腫」、悪性なら「癌」と表記されます。
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03
消化管は、体に必要な栄養素を取り入れる
はたらきがあり、口から肛門までを指します。
乳頭腫は、粘膜にできる上皮性の腫瘍です。
平滑筋腫は、平滑筋にできる良性の腫瘍です。
大腸腺腫は、良性の腫瘍ですが、
将来悪性化する可能性があります。
腺癌は、悪性の上皮性腫瘍ですので、
これが正解であると考えられます。
上皮(組織)は、体表や体腔などの表面を覆っており、
皮膚や粘膜などがこれにあたります。
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