あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問42
この過去問の解説 (3件)
病的反射で、
上肢に起こるものは、
ホフマン反射
ワルテンブルグ反射
トレムナー反射
下肢に起こるものは、
バビンスキー反射
チャドック反射
ゴンダ反射
オッペンハイム反射
ゴードン反射
メンデルベヒテレム反射
シェーファー反射
その他、膝関節における
足クローヌスなどもあります。
正解です。
原始反射です。
深部反射です。
表在性反射です。
病的反射は、正常では出現せずに上位運動ニューロン(錐体路)が障害されたときにみられる反射のことです。
トレムナー反射とは、手関節軽度背屈位で、中指の手掌面を強く弾くときにみられる反射です。
この時、刺激に応じて母指が屈曲内転すると陽性です。
これは正常ではみられない病的反射なので、これが正解であると考えられます。
モロー反射は原始反射の一つで、出生から3~4か月にみられます。
赤ちゃんの頭を持ち上げて、急に落とす動作をしたときに起こる反射です。両上肢を開いて側方から正中方向に抱き着くような動きをします。
正常の新生児には必ずみられる反射です。
下顎反射は、腱反射の一つです。
口を半開きにして楽にしてもらい、下顎の中央に検査者の示指先端を水平にあてがい、その指のDIP関節付近を打鍵槌で叩きます。すると両側咬筋の収縮で下顎が挙上する反射がみられます。
腹壁反射は、表在反射の一つです。
仰臥位でリラックスさせた状態で、腹壁を先を丸めたピンやルレットでこすることで腹直筋が収縮します。
表在反射が消失したら、上位運動ニューロン障害(錐体路障害)を疑います。
上位運動ニューロンとは、大脳皮質から脊髄前角までの経路(錐体路)などを示します。
上位運動ニューロンは、下位運動ニューロンに対して抑制をかけています。なので、上位運動ニューロンが障害されると、その抑制は解除されて、腱反射は亢進し、病的反射が出現します。
その他、病的反射には、上肢ではホフマン反射、ワルテンベルグ反射、下肢ではバビンスキー反射、チャドック反射、オッペンハイム反射などがあります。
下位運動ニューロンとは、脊髄前角から神経筋接合部までの範囲を示します。この経路が障害されると、筋肉へ刺激が届かないため、腱反射は減弱・消失します。
病的反射は、
中枢側の上位運動ニューロンの異常により、
その下位運動ニューロンの抑制がなくなるために生じる、
正常ではみられない反射です。
トレムナー反射は、
手関節を軽度背屈した状態で、
中指先端を背側に強く弾いた時にみられる反射です。
母指が内転屈曲すると陽性であり、
一側性の場合は、錐体外路障害が疑われます。
病的反射のひとつですので、
これが正解であると考えられます。
モロー反射は、原始反射のひとつで、
生後4〜6ヶ月頃には消失します。
赤ちゃんの頭を正面に向け、
少し起こしてから急に頭を下げると、
指も広げた状態で両手を広げ、
何かに抱きつくような反応をみせます。
下顎反射は、腱反射のひとつです。
力を抜いた状態で口を半分くらい開き、
下顎の真ん中に、検者が左第2指の指先掌側を水平にあて、
指のDIP関節付近をハンマーで叩くと、
咬筋が収縮して下顎が閉じます。
腹壁反射は、表在反射のひとつです。
腹壁を弛緩させた状態で、
腹部の外側から正中に向かってこすると、
腹筋が収縮します。
病的反射には、
ホフマン反射やバビンスキー反射などがあります。
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