あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問52

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問52 (訂正依頼・報告はこちら)

風疹について誤っているのはどれか。
  • 「三日ばしか」と言われる。
  • リンパ節腫脹は2~3日で軽快する。
  • 妊娠初期における感染に注意を要する。
  • ワクチンが予防に有効である。

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この過去問の解説 (3件)

01

風疹とは、

風疹ウイルス(RNAウイルスでエンベロープ有)による上気道粘膜で感染する、5類感染症です。

飛沫感染と接触感染により、感染します。

潜伏期間は、2~3週間です。

風疹の症状といえば、3つ、

・発熱(微熱)

・頚部リンパ節腫脹

・発疹(全身)

となりますが、

この発疹は、3日ほどで治まるので、「三日はしか」とも呼ばれています。

不顕性感染も多くみられます。

覚えておきたいのが、

妊娠中の風疹感染の胎児への影響です。

もし妊婦が風疹に感染した場合、

胎児に、先天性の心疾患、難聴、白内障、精神発達遅延などが出現する「先天性風疹症候群」を発症することがあります。

ワクチンは2回接種となっていて、

妊娠を計画している家族は、推奨されています。

選択肢2. リンパ節腫脹は2~3日で軽快する。

三日で治まるのは、発疹です。「三日はしか」の名前の由来となっています。

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02

風疹は、風疹ウイルスによって発症する急性発疹性感染症です。 

選択肢1. 「三日ばしか」と言われる。

風疹は2~3日で軽快するので、俗に「三日ばしか」とも呼ばれます。 

選択肢2. リンパ節腫脹は2~3日で軽快する。

リンパ節腫脹は、3~6週で消失します。なので、これが正解であると考えられます。 

選択肢3. 妊娠初期における感染に注意を要する。

妊娠中に風疹ウイルスに感染すると、胎児に先天性風疹症候群として奇形などを起こす危険性があり注意が必要です。 

選択肢4. ワクチンが予防に有効である。

風疹の予防には、弱毒生ワクチンの接種が有効です。

まとめ

風疹ウイルスの予後は良好ですが、まれに関節炎や血小板減少性紫斑病、溶結性貧血などの合併症を起こす場合もあります。

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03

風疹は、風疹ウイルスにより生じる感染症です。

飛沫感染し、潜伏期間は14〜21日で、

発熱、発疹、リンパ節腫脹などの症状がみられます。

選択肢1. 「三日ばしか」と言われる。

風疹は、発疹が数日で警戒することから、

「三日ばしか」と言われることがあります。

選択肢2. リンパ節腫脹は2~3日で軽快する。

リンパ節腫脹は、

2~3日で軽快することはなく、

3~6週間持続します。

誤っているものを選びますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 妊娠初期における感染に注意を要する。

母体の風疹感染は、胎児にも影響を及ぼし、

先天性風疹症候群が出現することがあるため、

妊娠初期における感染に注意を要します。

選択肢4. ワクチンが予防に有効である。

風疹ワクチンが予防に有効であり、

定期接種が行われています。

まとめ

風疹は、感染症法では5類に、

学校保健法では第2種の学校感染症に

それぞれ分類されています。

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