あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問54

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

DIP関節の変形性関節症はどれか。
  • ボタン穴変形
  • マレット変形
  • ブシャール結節
  • ヘバーデン結節

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この過去問の解説 (3件)

01

手指の変形性関節症で、DIP関節といえば、へバーデン結節です。

DIP関節の両側が腫れたり、骨棘が出現したりします。

また、PIP関節における同じような変形には、ブシャール結節があります。

MP関節の変形はほとんどありません。

一方で、マレット変形もPIP関節が、伸展できず屈曲したままになってしまう変形ですが、これは外傷によるもので、変形性関節症ではありません。

腱が断裂した腱性マレットと、

骨折による骨性マレットの2種類があります。

ボタン穴変形は、リウマチによるものが多いですが、外傷による腱断裂のものや、変形性関節症でも起こります。DIP伸展、PIP屈曲の変形を見ます。

DIP関節の変形関節症といえば、へバーデン結節の方が顕著に当てはまるため、これを選びます。

参考になった数1

02

変形性関節症は、加齢に伴う軟骨の変性により起こる変形です。

選択肢1. ボタン穴変形

ボタン穴変形は、外傷やリウマチなどにより近位指節間関節(PIP関節)の屈曲と遠位指節間関節(DIP関節)の過伸展を呈するものです。

選択肢2. マレット変形

マレット変形は、外傷などにより遠位指節間関節(DIP関節)が曲がった状態のことです。

選択肢3. ブシャール結節

ブシャール結節とは、近位指節間関節(PIP関節)に生ずる変形性関節症のことです。

選択肢4. ヘバーデン結節

へバーデン結節とは、遠位指節間関節(DIP関節)に生じる変形性関節症のことです。なので、これが正解であると考えられます。

まとめ

それぞれの変形の特徴をおさえておきましょう

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03

DIP関節は、指の第1関節にあたります。

選択肢1. ボタン穴変形

ボタン穴変形は、

DIP関節の過伸展とPIP関節の屈曲による

関節の変形です。

関節リウマチなどの際にみられます。

選択肢2. マレット変形

マレット変形は、DIP関節が屈曲し、

伸展できないことでおこっている変形です。

突き指などが原因となって生じます。

選択肢3. ブシャール結節

ブシャール結節は、

PIP関節に生じる腫れなどを伴う、

指の変形性関節症のひとつです。

選択肢4. ヘバーデン結節

ヘバーデン結節は、DIP関節に生じる、

指の変形性関節症のひとつですので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

ブシャール結節やへバーデン結節の原因は、

はっきりしていませんが、

40代以降の女性や手をよく使用する人に

好発するといわれています。

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