あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問63

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問63 (訂正依頼・報告はこちら)

ICFでセルフケアに該当するのはどれか。
  • 心身機能・身体構造
  • 活動
  • 参加
  • 健康状態

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この過去問の解説 (3件)

01

ICF(国際生活機能分類)とは、人間のあらゆる健康状態に関係した生活機能状態から、その人を取り巻く社会制度や社会資源までをアルファベットと数字にあらわす分類方式です。

選択肢1. 心身機能・身体構造

心身機能とは、身体系の生理的機能、身体構造とは、身体の解剖学的な器官・肢体とその構成部分のことです。 
機能障害そのものの治療や合併症治療が該当します。

選択肢2. 活動

活動とは、課題や行為の個人による遂行のことです。
残存機能による代償、装具、義肢などが該当します。なので、これが正解であると考えられます。   

選択肢3. 参加

参加とは、生活・人生場面への関わりのことです。
環境の改善などが該当します。

選択肢4. 健康状態

健康状態は、個人の人生や生活の特別な背景であり、個人因子になります。

まとめ

ICFとICDHの違い、各項目をおさえておきましょう。

参考になった数2

02

ICF(International Classification

of Functioning, Disability and Health;

国際生活機能分類)は、

2001年にWHOで採択されました。

ICFは、人間の生活機能と障害に関して

分類する基準となっています。

選択肢1. 心身機能・身体構造

「心身機能・身体構造」は、

生活機能を構成する要素のひとつです。

選択肢2. 活動

「活動」は、生活機能を構成する要素のひとつであり、

また、セルフケアに該当していますので、

これが正解として適切であると考えられます。

選択肢3. 参加

「参加」は、生活機能を構成する要素のひとつです。

選択肢4. 健康状態

「健康状態」は、個人の生活機能と

相互に作用するものとして位置付けられています。

まとめ

ICD(国際疾病分類)の

補助的な役割を果たす分類方法として、

ICFは採択されました。

参考になった数0

03

ICFとは、

International

Classification

of

Functioning

Disability and Health

の略で、日本語で、

国際生活機能分類です。

人間の生活機能や生活環境における健康状態を分類する医療基準です。

「生活機能」と

「背景因子」の2つに分けられていて、

生活機能は、

心身機能、身体構造(生理的機能と解剖学的な要素)

活動(生活における行為、入浴や排せつ、食事などの生活、家事全般、趣味など)

参加(人生における参加活動で、様々な役割を果たすこと)

の3つ

背景因子は

環境因子(学校や職場などの他者との直接的な接触や社会的な就労環境、地域、交通環境など)

個人因子(性別や、年齢、習慣など、パーソナリティー的なもの)

の2つ

で構成されています。

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