あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問65
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問65 (訂正依頼・報告はこちら)
摂食嚥下障害のスクリーニングでよく用いるのはどれか。
- 水飲みテスト
- 嚥下造影検査
- 嚥下内視鏡検査
- 気管支鏡検査
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この過去問の解説 (3件)
01
摂食嚥下障害は、脳卒中や神経筋疾患、パーキンソン病などによくみられます。リハビリテーションは多職種のチームで行うのが望ましいです
水飲みテストは、少量の水を口腔内に入れ、嚥下動作を行い、むせの有無や嚥下の回数を観察して障害の程度を判定するものです。嚥下障害を疑ったら行うスクリーニング検査の1つです。なので、これが正解であると考えられます。
嚥下造影検査は、X線上で嚥下動作を確認する検査です。造影剤を混ぜた水や食物を飲食し、口腔・咽喉頭・食道の動作と食物の動きを評価します。
嚥下内視鏡検査は、内視鏡で観察しながら水分や固形物を飲み込み、実際の嚥下の様子を観察する検査です。
気管支鏡検査は、気管支鏡を口または鼻から喉を通して気管に挿入し、内腔の観察や、気管支や肺の組織や細胞、分泌物などの検体の採取を行うものです。
他に嚥下摂食障害のスクリーニング検査として、反復唾液嚥下テスト、フードテストや頚部聴診法などがあります。
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02
摂食嚥下障害は、飲食物を口に入れ、
胃まで送り込む一連の働きのうち、
いずれかが障害されている状態です。
水飲みテストは、少量の冷水を口に入れ、
嚥下動作を行う中で、
ムセの有無や呼吸状態の変化などを観察します。
摂食嚥下障害のスクリーニングテストとして
用いられるテストですので、
これが正解であると考えられます。
嚥下造影検査は、X線の透視下で、
造影剤を混ぜた飲み物などを用いて
嚥下動作を確認する検査で、
障害部位が診断されます。
嚥下内視鏡検査は、鼻から入れた内視鏡で
嚥下の様子を観察する検査です。
気管支鏡検査は、気管支鏡を使用して
肺や気管支を観察する検査です。
スクリーニング検査は、何らかの異常、
あるいは異常を生じる可能性のあるものを
みつけるための検査です。
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03
スクリーニング検査とは、対象とする疾患の症状があるかどうかを発見する為の検査です。
先ずは、反復唾液嚥下テストです。
これは、30秒間で飲み込める唾液の回数をカウントするテストで、2回以下であれば摂食嚥下障害を疑います。
何も口に含まないテストと覚えましょう。
次に、水飲みテストに進みます。
これは主に嚥下障害のテストで、冷水を少量飲んで、嚥下動作を行った際に、むせたり、声色が変わったりしないかを見るテストです。
水を口に含むテストと覚えましょう。
その次には、フードテストがあります。
フードテストでは、ゼリーやお粥などの食べ物をむせたりもせず、口腔内にも残らずにスムーズに飲み込めるか、を見るテストです。
半固形物を口に含むテストと覚えましょう。
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