あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問66
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問66 (訂正依頼・報告はこちら)
治療体操で「失調症による協調運動不全に対して簡単な関節運動から複雑な運動へと進めていく」のはどれか。
- ウィリアムス体操
- バージャー体操
- ベーラー体操
- フレンケル体操
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この過去問の解説 (3件)
01
治療体操は、
疾患の治療を目的として実施される体操です。
ウィリアムス体操は、腰痛体操のひとつで、
腹筋や大臀筋などのストレッチを含んでいます。
バージャー体操は、足の血流を促進する体操です。
ベーラー体操は、腰痛体操のひとつで、
背筋などの筋力強化につながります。
フレンケル体操は、
失調症による協調運動不全に対して
行われる体操ですので、
これが正解であると考えられます。
治療体操は、
運動療法のひとつとして行われます。
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02
ウィリアムス体操とは、腰痛体操の一つで、仰向けで腰を屈曲ことにより、背部や臀部をストレッチする体操の事です。
バージャー体操は、下肢の末梢循環を改善する体操で、
下肢をしばらく上げて、その後下げて充血を待ち、次に水平にして、しばらく休むというサイクルを繰り返す体操となります。
主に、閉塞性動脈硬化症に対する運動療法として行われます。
ベーラー体操も腰痛体操の一つで、ちょうどウィリアムス体操の逆バージョンとなり、うつ伏せで腰を反る動作を繰り返し、腹直筋や股関節の前面をストレッチする体操です。
フレンケル体操は、小脳障害における運動失調の運動療法です。
視覚をつかって、正しい運動を反復練習するという体操になります。
失調症に対する運動ということで、これを選びます。
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03
治療体操とは、特定の治療効果をもった訓練法のことです。
ウィリアムス体操は、腰痛の予防と治療のためのものです。
下肢血行障害の血行改善を目的として行うものです。
ベーラー体操は、脊椎圧迫骨折の固定による背筋筋力低下を予防し、脊椎アライメントを保つ目的として行うものです。
フレンケル体操は、失調症の改善を目的として行うものですので、これが正解であると考えられます
他に知られているものとして、腰椎前彎の矯正等に対する側弯体操や、五十肩など肩の拘縮予防と改善のためのコッドマン体操などがあります。
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