あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問67
この過去問の解説 (3件)
歩行能力が低下すると転倒のリスクが高まります。特に、高齢者の転倒は寝たきりにも繋がるので注意が必要です。
槌趾は、足指に作用する外来筋と内在筋のバランスがくずれた場合に起こるもので、足指の関節が曲がった状態になります。
偏平足とは、足のアーチが低下しつちふまずが消失した状態のことです。
外反母趾では、第1中足骨の内転と中足指節関節での母指の内転がみられます。
内反尖足は、足部が底屈、回外、内転した状態です。足底からの着地が難しくなり、転倒のリスクが高まります。なので、これが正解であると考えられます。
内反尖足は、脳卒中後の後遺症として特徴的な歩行になります。
足に変形があると、
バランスの維持が難しくなり、
転倒リスクが高まることがあります。
槌趾は、第2〜4趾にかけて、
足趾の関節が屈曲している状態です。
扁平足は、アーチが崩れ、
足の裏が平坦になった状態です。
外反母趾は、 第1趾が、
外側の第2趾に向かって曲がっている状態です。
内反尖足は、足関節が内反するとともに、
底屈している状態です。
歩行時には、
つま先が先に地面につき、着地しても、
足の裏全体で体重を支えることが難しく、
最も転倒リスクが高いといえますので、
これが正解であると考えられます。
槌趾は、金槌変形、鉤状変形、木槌変形を
総称している場合があります。
槌趾とは、「つちゆび」と読み、通常は手の指のマレットフィンガーによる変形を指しますが、手指の場合の漢字は、「槌指」という事になります。
足趾の槌趾は、ハンマートゥーと呼ばれる足趾のDIP過伸展、PIP屈曲という、
手指の槌指とは、また違う形の変形なので、注意しましょう。
内反尖足は、先天性のもの以外にも、片麻痺による後天的なものもありますが、
尖足という言葉の通り、つま先が下を向いてしまう変形で、さらに、内反方向に変形している状態となるので、当然歩行は困難となります。
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