あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問68
この過去問の解説 (3件)
言語障害は、失語症と構音障害に分けられます。
運動性失語とは、言語表出面での障害であり、自分の考えていることを言語でうまく表現できない障害です。前頭葉にあるブローカ野が責任病巣となります。
感覚性失語とは、言語理解面での障害であり、発語は流暢だが内容に意味をなさないことが多く、言語の理解が困難となる障害です。側頭葉のあるウェルニッケ野が責任病巣となります。
健忘失語とは、語想起が悪く、ものの名前がなかなか出てこなくなる失語です。失語症としては軽度で予後も良好であることが多いです。大脳皮質の障害で生じる可能性があります。
構音障害とは、発話に関わる器官の形態異常や神経・筋の異常により、意識した音が出せなくなった状態のことです。小脳は協調運動を司っているため、これが正解であると考えられます。
失語症は、言語による表現や言語理解の障害です。構音障害は舌や口唇などの構音器官の麻痺によって生じます。
言語障害があると、
言葉を話す機能のいずれかに支障を生じ、
コミュニケーションが困難な状態となっています。
運動性失語では、
耳にした言語の意味は理解できますが、
返事をするなど、
自ら言葉を発することができなくなります。
運動性言語野である、
ブローカ中枢の障害で生じます。
ウェルニッケ中枢は、
感覚性言語野です。
感覚性失語では、
言葉の理解が困難になります。
感覚性言語野である、
ウェルニッケ中枢の障害で生じます。
ブローカ中枢は、
運動性言語野です。
健忘失語は、ものの名前がすぐに言葉として
出てこなくなる失語です。
橋は、脳幹の一部であり、
大脳と中脳、延髄と連絡しており、
呼吸調節に関連しているといわれています。
構音障害は、
音を作る器官やその機能の障害によって
発音ができない状態です。
小脳は筋肉の協調運動をつかさどっており、
構音障害の原因になることがありますので、
これが正解であると考えられます。
言語障害は、
失語症と構音障害に分けて考えることができます。
運動性失語(運動性はブローカと覚えましょう)
とは、言葉は理解できるが、言葉に出すことが出来ない症状をいいます。
この逆で、言葉に出すことはできるのに、言葉の意味が理解できない症状を、
感覚性失語(感覚性はウェルニッケと覚えましょう)といいます。
健忘失語とは、物の名前が出てこない症状です。
これは、比較的軽度の失語症といえます。
構音障害とは、うまく喋れない症状で、喋る為の筋肉をうまく動かせない為に、呂律がまわらなかったり、声がかすれたりといった症状がでます。
小脳の障害にはこの、うまく喋れないという構音障害が含まれます。
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