あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午前 問72
この過去問の解説 (3件)
呼吸器リハビリテーションには、リラクセーション・腹式呼吸訓練・口すぼめ呼吸、呼吸筋群トレーニング、体位肺痰訓練、全身調整運動などがあります。
肺痰訓練とは、喀痰排出が困難な場合に喀痰貯留による呼吸機能低下と感染の悪化を防ぐために行うものです。痰が重力により流出しやすい姿勢をとり、叩打や振動を胸壁に加えると同時に咳をさせます。
腹筋の筋力増強を図るとともに、呼吸筋群には吸気時に抵抗を負荷する機器を用いたり、呼吸筋群にはローソク吹き、びん吹きなどを行います。
呼吸器疾患の患者は努力性呼吸となっていることが多く、呼吸数が増加する割に有効な換気を得られないばかりか、エネルギー消費が激しく、全身的疲労となっています。そこでまず、全身の筋弛緩によるリラクセーションを図り、余分な呼吸補助筋活動や精神的不安を除去します。ですので、これが正解であると考えられます。
足腰の弱化に対し、運動を行い全身耐久力をつけ、日常生活の自立と社会復帰をめざします。
呼吸器疾患に対するリハビリテーションは、単に呼吸機能の補助だけでなく、体位肺痰や運動療法も必要であり、ホームケアや日常生活を含めた幅広い援助が必要になります。
呼吸理学療法は、
呼吸困難の軽減などを図るために実施される
理学療法です。
排痰訓練は、痰を出しやすくするための
体位ドレナージなどが含まれます。
呼吸筋強化訓練では、
呼吸に使用される筋を強化します。
リラクセーションは、
努力性呼吸などにより生じている
筋緊張の緩和のために実施されますので、
これが正解であると考えられます。
全身持久力トレーニングは、
心肺機能を高め、
息切れや呼吸困難などの症状軽減に
役立ちます。
呼吸理学療法は、
慢性閉塞性肺疾患などの患者を対象に実施されます。
呼吸理学療法とは、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患、肺結核、間質性肺炎、肺気腫、喘息など)に対して行う理学療法です。
排痰訓練とは、体位を変えたり、胸部を圧迫することにより排痰を促す手技に合わせて、深呼吸や、咳のタイミングを練習します。
呼吸筋強化訓練とは、口すぼめ呼吸や、腹式呼吸などを練習して、呼吸がスムーズにできるように練習します。
リラクセーションとは、努力呼吸により過緊張した筋肉を緩める効果があります。
全身持久力トレーニングとは、歩行訓練やエルゴメーターなどを使って行うエクササイズ的なトレーニングです。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。